北海道ホルスタイン改良協議会（上野元一会長）は、去る5月1日（木）に安平町の北海道ホルスタイン共進会場において、道内各地からの受講者85名の出席を得て『2014年共進会ジャッジングスクール』を開催いたしました。

　この研修は共進会審査にあたる意欲を持つ方を対象に、地区改良協議会を窓口として道内各地より参加者を募り実施しているものです。毎年、共進会審査経験者から全く審査を経験した事の無い初心者まで、多数の方々にご参加いただいております。また、成績優秀者については、ホルスタイン農協主催のジャッジ研修会への推薦も行っております。

　開会式では、上野会長からの挨拶のあと、後援団体を代表して石狩ホルスタインクラブ　小林紀彦会長から歓迎の挨拶をいただき研修に入りました。

　今年の研修も例年と同様、序列付けと審査講評に重点を置き、複数のディスカッショングループに分かれて実技研修を行う形式を採用しました。

【パネラー】

　中川尚人氏　（恵庭市）
　高橋忠司氏　（オールジャパンブリーディングサービス）

【討論委員長】

　横田　巌氏　（北海道ホルスタイン改良協議会 副会長）

【グループアドバイサー：共進会認定審査員・順不同】

　福屋栄人氏　（恵庭市）

　瀬能　剛氏　（岩見沢市）

　福屋茂生氏　（家畜改良事業団）

　千葉義博　　（当組合審査部長）

　小泉俊裕　　（当組合審査部次長）

　田井道広　　（当組合審査部審査課長）

【実施クラス】

　未経産1クラス（6頭）

　経産2クラス（各6頭）

　未経産牛１クラス(6頭)、経産牛2クラス(各6頭)について、受講者が個々に序列を付けた後で6つのディスカッショングループ(Ａ～Ｅ：一般受講者、Ｆ：初心者)に分かれ、それぞれのグループ内で5名程の受講者が代表して序列付けと審査講評を発表し、それに対してアドバイザーからアドバイスを受ける(アドバイスは公表についてのみおこない、順位については言及しません)といった実践的な形式での研修が行なわれました。各グループとも審査講評の方法についてグループアドバイサーに熱心に質問する姿が見られ、ジャッジングに対する受講者の熱意が感じられました。

　その後、クラス毎に各グループの代表者が序列と審査講評を行い、最後にパネラーの中川尚人氏、高橋忠司氏から順位の正解と模範講評・質疑応答が行われ研修を終えました。

閉会式では、成績優秀者が発表され、受講者全員から盛大な拍手で祝福され、星崎政博副会長の閉会挨拶をもって無事終了いたしました。