本会では、新たに成牛換算等諸係数を開発するとともに、平成15年4月から、能力偏差値と体型偏差値を採用しました。 (31KB)
これらの偏差値は、1995(平成7)年に分娩または審査した成牛の値を100とし、バラツキもすべての形質で統一したため(標準偏差を30に統一)、乳牛の個体間のみならず、個体内の産乳能力や決定得点を正確に比較することもできるようになりました。
能力偏差値と体型偏差値の詳細については、登録取り扱い団体等に対し、小冊子「産乳能力と決定得点の成牛換算等諸係数および能力偏差値と体型偏差値」 (400KB)を配布していますので、参考にしてください。
成牛換算等諸係数および能力偏差値と体型偏差値を開発するために実施した詳細な調査研究の内容については、報告書「産乳能力と決定得点の成牛換算等諸係数の設定および能力偏差値と体型偏差値の検討」 (1.9MB)をご覧ください。
本会が発行する審査・検定に係る各種証明書および改良情報は、能力偏差値および体型偏差値を記載するために、順次変更する予定です。
新たに開発した成牛換算等諸係数は、旧係数(能力標準化諸係数(ホルスタイン))と比較し、非常に複雑になっていることから、本会のインターネットホームページ上に、能力偏差値と体型偏差値の計算システムを用意しました。
この計算システムに産乳記録、生年月日および分娩年月日など必要事項を入力すれば、簡単に能力偏差値と体型偏差値を計算することができます。
偏差値の各範囲に含まれる割合
社団法人日本ホルスタイン登録協会
能力偏差値および体型偏差値の採用にあたり、審査・検定に係る各種証明書および改良情報に記載されている指数は、以下のとおり、偏差値に表示を変更しました。
血統能力証明書には、新たな偏差値と従来の指数が混在することを避けるため、過去に証明したすべての記録を、再計算し、偏差値で証明書に記載します。
平成15年4月下旬から、乳量偏差値と乳脂量偏差値に表示を変更しました。
平成15年4月発行分から、乳量偏差値と乳脂量偏差値に表示を変更しました。
牛群審査または後代検定体型調査の実施後に発行される牛群審査情報には、体型指数を使用し、全国・地区との比較および牛群内の得点分布などを表示していますが、これを体型偏差値に変更しました。
平成15年6月上旬から、体型偏差値に表示を変更しました。
平成15年7月上旬から、体型偏差値に表示を変更しました。