2005-11

2005北海道ホルスタイン ナショナル ショウ
 

恵庭市:(有)福屋牧場

春  秋  制  覇
エルムレーン スカイチーフ サニー ET 号 に栄冠  
 2005北海道ホルスタイン ナショナル ショウは、11月3日(木)~6日(日)に行われる、第12回全日本ホルスタイン共進会栃木大会の予選も兼ねて行われたことから、例年より2週間遅く、9月23日(金)~25日(日)の3日間、晴天に恵まれた早来町の北海道ホルスタイン共進会場で開催いたしました。
 審査前日、出品者の方々は移動の疲れも見せず、翌日の本番に備え、牛の手入れに余念がなく、その合間を縫って全牛の測尺(体高・胸囲・尻長・腰角幅)が行われました。
 当日は、全道各地の予選を勝ち抜いた376頭(申込383頭、欠場7頭)と府県から1頭、合計377頭が出場して栄冠を競い、グランドチャンピオンは、エルムレーン スカイチーフ サニー ET(恵庭市 有限会社 福屋牧場)が春の祭典である2005年北海道ブラック アンド ホワイトショウに引き続き栄冠に輝きました。
チャンピオン牛と喜びの関係者の皆さま
 また、リザーブグランドチャンピオンには、グリーンハイツ マーク ダーハム ET(旭川市 加藤智宏氏)が選出されました。
 ショウは、オフィシャル ジャッジに、世界的にも著名な共進会審査員でワールド・デイリー・エキスポやローヤル・ウインターフェアなどビッグショウの審査経験を持つケネス・エンピー氏(カナダ)。
 通訳に(株)十勝畜産貿易 業務部長 川俣由美子氏、アソシエートジャッジは、当農協審査部次長、佐藤 貢が担当し、精力的で的確な審査が行われました。

【開 会】
 例年であれば霜が降る季節にもかかわらず、本共進会、そして、2010年の北海道全共開催決定を祝うかのような晴天に恵まれ、早朝9時、第1部出場牛が入場するなか、角倉副組合長の開会宣言により開始されました。
 ケネス・エンピー氏は第1部の審査講評に先立ち、「日本に来て、この大きなショウの審査が出来ることは光栄に思います」と挨拶があり、1位とした141号(上湧別町 木村弘之氏)は、「首が長く、薄く、全体的に乳用性に富んでいる」と評した。

【主催者・来賓挨拶】
 第3部の出品牛が入場し、アメリカ ホルスタイン協会ランディ・グロス会長はじめ、カナダ・韓国など海外、国内の多くの参観者が見守る中、主催者の北 会長は、関係団体はじめ、関係者各位に厚く謝意を述べるとともに、「北海道の1頭当たり生産量は9,000kgに達しようとしており世界に冠たるものである。
 北海道酪農は農水省の格別なご指導をいただき大きく躍進し、わが国酪農の発展に大きな貢献をしているものと大変感謝している。全国共進会を2010年に北海道で開催出来ることは、宇都宮仙太郎翁が民間として初めて50頭の牛を輸入し、本格的な登録を開始して100年に当たる記念すべき年で、大変光栄で意義深い。今日、明日のショウを十分に堪能していただき、この会場でお互いの情報を交換し合い、明日の酪農発展のため、改良のため、健闘されんことを祈る…」と開会の挨拶をした。

北 良治会長
農水省 俵積田 守課長補佐
道畜産振興課 加藤和彦課長
早来町 出口 明町長

 来賓祝辞は、自由民主党北海道支部連合会会長橋本聖子参議院議員、農水省 西川孝一生産局長(俵積田 守畜産振興課長補佐代読)、北海道農政部 加藤和彦畜産振興課長、地元早来町 出口 明町長から祝辞を賜りました。
 第6部審査の最中には、公務ご多用中にもかかわらず、高橋はるみ北海道知事のご臨席を得、「共進会は昭和24年以来毎年開催され、北海道酪農の振興に大きな役割を果たしてきました。
 全道の酪農関係者の皆さまが地域酪農業のトップリーダーとして、今後地域の担い手として益々のご活躍を期待いたします」とご祝辞をいただきました。
 その後、第6部首席牛にリボンを授与された時は、割れんばかりの拍手が沸き、グランドチャンピオンが決定したかの様な盛り上がりで、橋本聖子参議、北 会長などと共に受賞者・受賞牛を囲んで記念撮影をご一緒にしていただきました。

第6部首席・2席牛を囲み高橋知事・橋本参議
【2日目】
 第2日目は、小・中学生の部と高校生の部に分けてリードマンコンテストを行い、前日の審査終了後に行われた「ジュニア酪農教室」で研修したリードの仕方を実践し、その成果を競いました。
 その後ショウは、4歳クラス(第10部)から開始され、1015号(恵庭市有限会社 福屋牧場)が首席に、次席は、1020号(旭川市 加藤智宏氏)が獲得し、5歳クラス(第11部)は、1116号(遠軽町 山口哲朗氏)が、成年クラス(第12部)は、1224号(豊富町 栗城一貴氏)が、それぞれ首位を獲得した。
 併せて、本年度から設けられたナショナル ショウおよび道総合畜産共進会に5回以上出品した1224号(豊富町 栗城一貴氏:6回)と5回出品の1217号(江別市 岩田淳一氏)1219号(豊富町 中野正敏氏)の3頭の出品者に賞状・記念品が贈呈されました。
審査講評中のケネス・エンピー氏
ナショナルショウ及び道総合畜産共進会に5回以上出品し賞状記念品を受ける (写真は左から栗城さん、岩田さん、中野さん)

ショウも終盤を迎え、北 会長は来賓各位にお礼を述べるとともに、「出品者におかれましては所期の活躍が出来たものと心からお祝いを申上げる。全国共進会への出品牛は、本ショウの序列を尊重し最終決定していきたい。
 今年は空前の稔りある年であり皆さまには怪我無く、健康に留意され収穫されることを祈念申し上げる」と結んだ。
 リング中央では各クラス1・2位牛全24頭が整列し、チャンピオンの選考が行われ、ジュニア チャンピオンには清水町 高橋喜一氏出品の509号牛が、また、リザーブも清水町 高橋喜一氏出品の304号牛が選出され、未経産を独占する結果となった。
 インターミディエイト チャンピオンは、虻田町 杉上一弘氏出品の911号牛が、リザーブは別海町 佐久間 淳氏出品の728号牛が選出された。
 シニア チャンピオンは、恵庭市 (有)福屋牧場出品の1015号牛が、リザーブは旭川市 加藤 智宏氏出品の1020号牛が選出され、これら6頭によりグランドチャンピオン決定の時を迎えた。  高らかなファンファーレが鳴り止むのを待って、ケネス・エンピー氏は「私のスーツケースに入れられるものなら4歳級のこの牛を連れて帰りたい。
 北米で行われるワールド デーリーエキスポ、ローヤル ウインターフェアーでも非常に楽しむことができる素晴らしい牛」と評して、1015号牛エルムレーン スカイチーフ サニー ETを指名し、リザーブは同じクラスの1020号牛グリーンハイツ マーク ダーハム ETを選出した。
 会場からは割れんばかりの拍手が起こり、川俣氏が通訳を途中で中止するほどの盛り上がりとなった。


種雄牛別出品頭数および入賞率               (娘牛8頭以上)
種 雄 牛 名 号
娘 牛
入賞頭数
1・2等
出品頭数
1等
2等
入賞率(%)
 レーガンクレスト エルトン ダーハム ET
 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
 リステル ラデユツク ET
 コムスター エルヒーローズ ET
 コムスター リー ET
 シルキー ギブソン ET
 ロブトム インテグリテイ ET
 ロイレーン ジエスロ ET
 インウツド テラソン
 モーリン ストーム ET
 セントボビテツク ルーベンス ET
 ロイレーン ジヨーダン ET
 スタートモア ルドルフ ET
74
22
21
16
15
14
11
9
9
9
8
8
8
21
7
4
1
3
4
2
0
0
1
0
2
2
28
10
10
5
2
4
4
3
3
3
3
2
3
49
17
14
6
5
8
6
3
3
4
3
4
5
66.2
77.3
66.7
37.5
33.3
57.1
54.5
33.3
33.3
44.4
37.5
50.0
62.5


地区別出品・入賞頭数と入賞率
地 区
出品頭数
入賞頭数計
入賞率(%)
1等賞
2等賞
1等賞
1・2等計
石 狩
空 知
上 川
後 志
道 南
胆 振
日 高
十 勝
釧 路
根 室
網 走
宗 谷
留 萌
その他
29
20
18
14
15
12
14
65
39
55
48
28
19
1
11
1
4
1
-
2
1
24
5
5
9
5
4
-
11
10
7
1
4
6
3
25
9
17
24
11
4
-
22
11
11
2
4
8
4
49
14
22
33
16
8
-
37.9
5.0
22.2
7.1
-
16.7
7.1
36.9
12.8
9.1
18.8
17.9
21.1
-
75.9
55.0
61.1
14.3
26.7
66.7
28.6
75.4
35.9
40.0
68.8
57.1
42.1
-
合計(平均)
377
72
132
204
19.1
54.1

 また、春の祭典であるブラックアンド ホワイトショウと、ナショナルショウの両方で同じ牛がグランドチャンピオンを受賞することは珍しく、1997年の北村 堤 俊明氏出品のサニーリツジ ピー ブイ ローヤリテイ以来8年ぶりの快挙でした。

グランドチャンピオンとなり審査員と談笑する福屋栄人さん

場内に入り受賞者の栄誉を称える参観者
 表彰後は、受賞者の栄誉を称え、会場中央に多くの人々が集まりチャンピオン、リザーブチャンピオンを祝福した。チャンピオンとなった恵庭市 (有)福屋牧場の福屋脩三氏は、「春のブラック アンド ホワイトショウ、秋のナショナルショウでチャンピオンを受賞できたことは二重の喜びです。これからも一生懸命努力しますので宜しくお願いします。」と喜びを語った。
 また、リザーブチャンピオンの旭川市 加藤孝志氏からも喜びのスピーチをいただき、アメリカホルスタイン協会のランディ・グロス会長からもお祝いの言葉を頂き和やかなうちに幕を閉じた。
【付帯行事】
 ショウに併せて同時開催された酪農資材展示は全共開催年でもあり、例年以上の参観者で大変な賑わいでありました。

 [酪農ふれあい交流会]
 近隣の市町村の方々に農業・酪農を理解していただくため、出品者に農・畜産物の提供をお願いしましたところ、地域の特色あるじゃがいも、かぼちゃをはじめ乳製品や漬物などたくさんの産物を提供していただき有難うございました。
 提供していただいた特産物は近隣市町村からの来場者に試食・販売いたしました。今年は開催日が3連休であったことと好天に恵まれたことから、初日の朝から大勢の家族連れが来場し、各種イベントに参加して楽しい秋の休日を過ごしておりました。
 交流会に協賛していただいたニセコ町高橋牧場の飲むヨーグルト、三笠市東山牧場のソフトクリーム、野澤組のチーズなどいずれも大好評でありました。

酪農ふれあい交流会で哺乳体験をする子供たち

 [ジュニア酪農教室]
 24日の審査終了後の「ジュニア酪農教室」では道内15のジュニアホルスタインクラブ、133名が参加し、小学校低学年と高学年以上に分かれて勉強会を開催いたしました。低学年のグループは酪農に関するクイズを行い、高学年以上のグループは牛のリードの仕方について勉強しました。翌日のリードマンコンテストの出場者は真剣な眼差しで説明を聞いておりました。
 講習会終了後オール北海道写真コンテストの入賞者に賞状と賞品が北海道ジュニアホルスタインクラブ運営委員会広山会長より贈呈されました。

 [リードマンコンテスト]
 「操上兄妹(富良野市)が2連覇」
 25日の朝、屋内審査場で開催された「リードマンコンテスト」はショウリングにおけるリード技術の研鑽と出品マナーの向上を図り酪農に携わる青少年の育成のために昨年から実施しております。
 今回は、アメリカ・ミネソタ州テクスホルム牧場のトッド・サールズ氏が審査員(通訳:川俣由美子氏)を努め小・中学生の部に11名、高校生の部については31名が参加してリード技術を競い合いました。このコンテストについては北海道新聞にも取り上げられる等、注目を集めてきております。
 審査は牛の誘導技術はもとよりもくしが合っているか、適切な姿勢をとらせることが出来るか、審査員の指示にすばやく適切に対応出来るか等をチェックし、序列を決定いたしました。
 小・中学生の部ではベストリードマンには昨年に引き続いて富良野市の中学3年生、操上美嘉子さんが選ばれ、セカンドベストリードマンには中川町の中学3年生、中村達也君が選ばれました。高校生の部では富良野市操上隆明君(帯広農業高校2年生)が2連覇を遂げ、セカンドベストリードマンには中川町中村綾香さんが選ばれました。ベストリードマン、セカンドベストリードマンには北会長からトロフィーが贈呈され、3位以下の参加者にはメダルが首にかけられました。
 又、今回8名の女子が参加されましたが将来、ショウリングでの活躍が期待されます。

 

-リードマンコンテスト入賞者-
小・中学生の部  参加11名
順    位
市町村
氏  名
学   年
ベストリードマン
セカンドベストリードマン
3位
4位
5位
富良野市
中川町
幌延町
音別町
八雲町
操上美嘉子
中村達也
板垣一成
辺見剣也
景浦大地
中学3年
中学3年
中学1年
中学1年
中学2年




高校生の部   参加31名
順    位
市町村
氏   名
学   年
ベストリードマン
セカンドベストリードマン
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
富良野市
中川町
江別市
広尾町
更別村
大野町
鹿追町
更別村
更別村
岩見沢市
操上隆明
中村綾香
高橋実徳君
角倉 輝
竹内勇輝
 吉田新之介
石村雄輝
石川賢太
鳥本智靖
井元義宏
帯広農高2年
 高校3年
とわの森三愛高3年
帯広農高2年
更別農高3年
大野農高3年
高校2年
更別農高3年
更別農高2年
岩見沢農高3年
小・中学生の部入賞者(左から板垣・辺見・操上・中村・影浦さん)

高校生の部入賞者(左から角倉・中村・操上・高橋・竹内の皆さん)

北海道ホルスタイン ナショナル ショウ貢献賞 3名表彰
 「北海道ホルスタイン ナショナル ショウ貢献賞」は、北海道ホルスタイン ナショナル ショウを通じて、北海道の乳牛改良並びにショウの発展に貢献した人を対象に、その栄誉をたたえるもので、今年度は下記3名の方々が表彰されました。表彰式は、ナショナルショウ初日の7部審査中にリング中央で挙行され、北 会長から表彰状と記念品がそれぞれ贈呈され、会場から大きな拍手が贈られました。長年にわたる多大な貢献とご支援に心から感謝申上げます。

 【17年度表彰者】
  ・大樹町 角倉 博氏
  ・鶴居村 植田晃雄氏
  ・恵庭市 清水 勝氏

グランド チャンピオン
   シニア チャンピオン (第10部 4歳クラス1位)


 エルムレーン スカイチーフ サニー ET 13.4.20生
  2歳1月(1) 2回 365日 14,454kg F488kg 3.4% 4歳2月 89点
  父:ドナンデール スカイチーフ ET
  母:サニーロツジ リーダー レオナ
 出品者:恵庭市 (有)福屋牧場 繁殖者:カナダ ボバイン ホルスタイン









韓国種畜改良協会登録チーム長 金氏より韓国種畜改良協会長賞を贈られ喜びの福屋脩三氏





喜びの福屋脩三・栄人氏
 リザーブ グランド チャンピオン
   リザーブ シニア チャンピオン (第10部 4歳クラス2位)


 グリーンハイツ マーク ダーハム ET 13.3.27生
  2歳2月(1) 2回 342日 10,504kg F378kg 3.6% 3歳7月 87点
  父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET
  母:グリーンハイツ マーク メイソン ET
 出品者:旭川市 加 藤 智 宏  繁殖者:旭川市 加 藤 孝 志


北会長よりリザーブグランドチャンピオン杯を受ける加藤孝志氏

ジュニア チャンピオン (第5部 1位)

セジス ビユーテイ アスター チヤンピオン 15.12.16生
 (父:カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET)
出品者:清水町 高橋喜一 繁殖者:清水町 高橋徳男

リザーブ ジュニア チャンピオン (第3部 1位)

セジス ビユーテイ クリーメル ギブソン 16.6.17生
 (父:シルキー ギブソン ET)
出品者:清水町 高橋喜一 繁殖者:清水町 高橋徳男
インターミディエイト チャンピオン (第9部 1位)

エンドレス ボーナス ダーハム チヤーミング 14.3.6生
 (父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
出品者:虻田町 杉上一弘 繁殖者:虻田町 杉上義弘

リザーブ インターミディエイト チャンピオン (第7部 1位)

メリーランド デニス クイーン ホープ 14.12.24生
 (父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
出品者:別海町 佐久間 淳 繁殖者:別海町 佐久間 清
第1部 未経産ジュニアクラス 1位

カラミテイ リステル リー 16.9.3生
 (父:リステル ラデユツク ET)
出品者:上湧別町 木村弘之 繁殖者:上湧別町 木村新市

第2部 未経産ジュニアミドルクラス 1位

ロツクヘルス S ローゼツタ カイト 16.7.10生
 (父:マークウエル カイト ET)
出品者:江別市 岩田淳一 繁殖者:同 左
第4部 未経産シニアミドルクラス 1位

ロツクウ ビー ビー デミオ 16.3.15生
 (父:レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
出品者:北見市 (有)上野牧場 繁殖者:同 左

第6部 ジュニア2歳クラス 1位

ナカタニ メリー チヤンピオン アンナ 15.9.2生
 (父:カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET)
出品者:天塩町 中谷誠一 繁殖者:同 左
第8部 ジュニア3歳クラス 1位

ウイザード シー リー ウイツトニー ET 14.5.10生
 (父:コムスター リー ET)
出品者:芽室町 鈴木 進  繁殖者:上士幌町 ウイザードクラブ

第11部 5歳クラス 1位

リツプランド エス アーロン ローダ 12.5.26生
 (父:デイクシーリー アーロン ET)
出品者:遠軽町 山口哲朗 繁殖者:同 左
第12部 成牛クラス 1位

エツセンス レクサス スター アポロ 10.4.30生
 (父:ラツツチ レクサス イーテイー)
出品者:豊富町 栗城一貴 繁殖者:豊富町 栗城一憲




審 査 総 評
 2005北海道ホルスタイン・ナショナル・ショウは「素晴らしい」と言う表現にふさわしいショウで実施されました。各クラスのレベルも高く、377頭が出品されましたが、このレベルの高さは下位の方まで続いていました。

◎ 未経産牛クラス
 ショウの最初のクラスは出品頭数が非常に多いクラスでしたが、下位の方まで良い牛が揃っていました。1位と2位の牛は、各部のバランスが良く各部への移行が正確に出来ており、明らかに上位にふさわしい牛達でした。
 第2部の1位の牛は、月齢の割に高さがあり背線が真直ぐで、とても良い肢蹄を持っていました。しかし、惜しまれるのは頸にもう少し鮮明さがあれば良いと思いました。
 第3部は非常に素晴らしいクラスでした。1位の牛は傑出した未経産牛で、リザーブ・ジュニア・チャンピオンにしました。この牛はとてもシャープで乳用性に富み大変優れた歩様をしていました。
 第4部の未経産牛のレベルは非常に高く、1位の牛は非常に乳用性に富み品位があり、とても優れた肢蹄をしていました。
 第5部の1位の牛は、大変素晴らしい牛で、最後にジュニア・チャンピオンにしました。
 未経産牛のレベルは卓越しており素晴らしいものでした。

◎ 経産牛クラス
 ジュニア2歳クラスでは、上位2頭が非常に乳器の優れた牛で、1位の牛は2位の牛に比べて背線がより水平で強さがありました。
 シニア2歳クラスの1位の牛は、背線が真直ぐで品位と乳用性に富み乳器の付着が優れた牛でした。この牛は2位の牛よりも充実した乳器で張りがありました。
 ジュニア3歳クラスの1位の牛は、体高があり背線が強く、乳器の優れた牛で簡単に1位にすることができました。
 シニア3歳クラスは優れたクラスで、1位の牛は頸がより長く体が深く、とても優れた乳器を持っていました。この牛を最後にはインターミディエイト・チャンピオンにしました。
 4歳クラスは飛び抜けて優秀なクラスでした。しかも下位まで優れた牛達が揃っていました。特に、上位2頭は優秀な牛で1位の牛は北米でも上位での活躍が出来ると思われます。
 しかし、5歳クラスは全体として4歳クラスほど期待されたレベルの高さにありませんでした。
 成年クラスでは、1位の牛は外貌の素晴らしい牛でした。乳器底面が若干の逆傾斜になっていましたが、過去に傑出した牛であったと言うことがすぐに分かる感じの牛でした。

◎ 最後に
 グランド・チャンピオンは、4歳クラスのシニアチャンピオン牛にしましたが、この牛は北米で十分に通用する牛でした。また、リザーブ・グランド・チャンピオンにした4歳クラスのシニア・リザーブ・チヤンピオン牛は、グランド・チャンピオンにした牛と同様にトップレベルの牛でした。
 ジュニア・チャンピオン、リザープ・ジュニア・チャンピオンにしたこの2頭も傑出した未経産牛でした。未経産牛のレベルは高く、手入れも引き方も素晴らしいショウでした。
 最後に、私の通訳をした川俣由美子氏は素晴らしい仕事をしていただきました。さらに、ショウの施設は一流で熟練したスタッフにより運営されていました。ショウ主催者には私の面倒を良く見ていただき、そして、素晴らしい牛達の審査をする機会を与えていただき感謝しています。非常に楽しい旅行でした。

 オフィシャル・ジャッジ  (主任審査員)
  [カナダ・オンタリオ州]
   ケネス・エンピー

 アソシエート・ジャッジ  (アソシエート審査員)
  [北海道ホルスタイン農業協同組合 審査部次長]
   佐 藤   貢

平成17年 ゴールデン ナシヨナルセール盛会裡に終了
最高価格303万円 200万円台6頭
平均価格も122万円台で平成9年以来8年振りの高値

 ホルスタインナシヨナルシヨウの付帯行事として開催した、ゴールデンナシヨナルセールは、組合員をはじめ、皆さんのご協力により、高能力、高インデックスカウの娘牛や世界的に注目されている名血の娘牛が多く出品された。今年も出品牛の牛体洗浄から毛刈り等、一切の管理は(株)十勝畜産貿易に委託して実施した。アメリカのプロのフイッター2人を含むスタッフによって管理されたセール出品牛は、シヨウ出品牛にも劣らぬ仕上がりに出品者も一様に満足する状態であった。出品頭数は、当初ノミネートされていた55頭から不慮の事故等により5頭が欠場したものの、当日のシヨウにおいて1等賞の入賞牛が1頭追加され最終的に51頭の出品となった。
 過去、全国共進会が開催される年のこのセール結果は、今ひとつ盛り上がりに欠けており、不安な幕開けとなったがいざ蓋を開けてみるとセリ会場は終始熱気に包まれ、300万円以上が1頭、200万円台が6頭、100万円台が23頭と予想を上回る価格で取り引きされた。
 最高価格は303万円、平均価格122万円台は前年比29万高で、最高価格が300万円を超えたのは平成9年以来の8年振り、また平均価格の122万円台も同様に8年振りの好結果となった。
 最高価格牛は、歌登町・小椋義則氏出品のオムラ・スカイチーフ・レオナ・ET(16.6.2生)で、父はスカイチーフ、母はカナダの高インデックス、サニーロツジ・リーダー・レオナ(VG-89)、購買者は愛知県豊田市・杉浦祐幸氏。
 本牛は今年のナシヨナルシヨウでグランドチヤンピオンに輝いたエルムレーン・スカイチーフ・サニー・ET(恵庭市・福屋牧場所有)のフルシスターであり、前評判の高い注目された1頭であった。また2番目の高値は、豊富町・佐藤道寛氏出品のレスポアール・エモリー・ハーゲン・ET(15.9.13生・父はエモリー・デリー)の260万円で、この2頭が前年のトップセール牛価格を上回った。セール結果は次のとおりです。
開会挨拶をする北組合長
 セール結果
 
出場頭数
最低価格
最高価格
平均価格
育  成
11頭
510,000円
2,000,000円
1,058,182円
初  妊
40頭
500,000円
3,030,000円
1,265,000円
計(平均)
51頭
500,000円
3,030,000円
1,220,392円
トップセール牛となった オムラスカイチーフレオナET号と左から販売者小椋義則氏、購買者の杉浦祐幸氏と関係者の皆様

ひとこと

 “ワーストワン”北海道に住んでいる人なら、何度も耳にしたことがある言葉だと思います。
 交通事故による死者数です。昨年まで、13年間も続いているそうです。
 しかし、北海道は、事故の件数だけで見れば、ワーストワンではありません。
 つまり、1件の事故で死亡する確率が高いのです。その原因としてスピード超過があげられるそうです。
 実際、私が車を運転して感じることなのですが、少しでも街からはずれると、途端に30キロ40キロオーバーは当たり前。法定速度で走行していると、追越をかけられたりもします。時々、街中でも、ものすごいスピードで走っていく車もあります。
 私も以前は、早く走りたい気持ちでいっぱいでしたが、最近では、ゆっくり走るよう心がけています。
 ゆっくり走ると、自分の気持ちに余裕を持つことができなかなか楽しいものです。
 スピード超過もそうですが、マナーの悪さも目立つような気がします。
 右折車、左折車がウインカーを出すタイミングが遅かったり、二車線道路で左折車を避よけようと後続車がいきなり右車線に進入するなど、自分勝手な運転が目立つほか、歩行者も、横断歩道のないところで横断したり、路上駐車の車の後ろからいきなり飛び出すなど、危ない行動ばかりが目立ちます。
 現代を生きる私達にとって、車はなくてはならないものとなっています。実際私も、免許を取得してからというもの、近くのコンビニでさえ、車で行ってしまいます。(それは、めんどうくさがりなだけかもしれませんが…)生活に密着している車。だからこそ、1人ひとりが、あらためて交通マナーを遵守する必要があると思います。
 関係者の努力により、現在のところ全国5番目の死亡者数だそうですが、今年こそ北海道ワーストワン返上のため、車を運転される方も、歩行者も、今一度自分の交通マナーの良し悪しを見直してみてはいかがでしょうか?(H.美千代)
 
 

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