2006-8

 
第4回登録情報活用の検討会を開催
 
「登録情報システムを大幅に改良」
大変使いやすくなりました!!
 去る6月23日(金)、当農協において登録情報の活用検討会を開催し道内20の登録取扱団体の担当者が参集した。
  この検討会では、血統登録から得られる血縁情報を有効に活用してもらうことを目的に、年1回地区担当者を招いて意見交換を行なうもので今年で4回目となる。
  今回は、各登録取扱団体に提供している登録情報システム(近交回避システム・交配相談システム)について、活用事例を踏まえ、意見交換を行った。
  北海道のホルスタイン集団の近交係数は、1990年代から急激に増加し、2005年生れの雌牛においては平均5%(5.07%)を超え、2006年生れにおいては5.25%になると予測されている(図-1)。

検討会参加者            (敬称略)

団      体
氏    名
足寄町農業協同組合(足寄町生乳センター) 永 井 照 久
釧路丹頂農業協同組合 牧 野   稔
稚内農業協同組合 板 垣 和 久
オホーツク中央農業共済組合雄武事業所 竹 田 浩 二
釧路地区農業共済組合 伊 藤 弘 幸
釧路地区農業共済組合音別白糠支所 依 田   研
遠軽地区農業共済組合中央家畜診療所 志 鎌 信 言
北見地区農業共済組合 松 山 廣 志
西春別農業協同組合 木 下 広 行
摩周湖農業協同組合 野 下 秋 男
鹿追町農協協同組合 太 田   悟
大樹町農業協同組合 折 笠 唯 史
幌延町農業協同組合 小 平   修
天塩町農業協同組合雄信内支所 重 田 利 行
苫前町農業協同組合 宮 部 智 文
東宗谷農業協同組合 藤 井 智 之
北見枝幸農業協同組合 瀬 尾   匠
豊富町農業協同組合 草 野 佳 一
十勝農業協同組合連合会 大 井 裕 樹
根室生産農業協同組合連合会 池 田 和 之
 このように近交係数の上昇傾向は歯止めが利かない状況にある。近交係数の上昇は、劣性遺伝子の発現や生産能力の低下(近交退化現象)を招く危険性がある。
  この深刻な状況を改善するために、当組合は血統情報を利用して近交回避に活用できるシステムを各登録取扱団体に配付し、近交回避の呼びかけを行なってきた。また、近親交配を回避しつつ、遺伝能力を高めるため、パソコンで出来る交配相談システムを開発し、現在18団体が活用している。
 登録情報システムは、配付開始から1年以上が経過し、その間に募った利用者からの意見・要望を取り入れ、今回、大幅な改善を行なったことで大変使いやすいシステムとなった。
  近交回避システムについては、①複数の農家の情報を一括印刷できる機能、②供用種雄牛別に近交となる雌牛を表示する機能を追加した。また交配相談システムについては、①各形質の条件を牛群ごとに設定していたが、雌の特徴を考慮して設定(矯正交配)できる機能、②各牛群における遺伝改良の傾向と、本情報の活用により遺伝レベルがどの程度上昇するかを分かりやすくグラフで表現する機能を追加した。
  改正版について、近交回避システムは全ての登録取扱団体を対象に10月頃配付する予定をしており、交配相談システムを導入している団体には9月頃配付する予定である。また、今回の検討会ではさらに多くの要望があったことから、これらを参考にしてさらに登録情報システムの改善に努めていく予定である。

※交配相談システムの導入を希望される方は当組合電算部まで御連絡ください。    (電算部 小平 諭)
  
  


農林水産統計 (平成18年2月1日現在)
平成18年6月8日公表
畜産統計調査
北海道の乳用牛飼養動向
飼養戸数8,590戸(前年比2.7%減)頭数は前年並み
 農林水産省および同北海道統計情報事務所は、平成18年2月1日現在の「畜産統計」を公表した。

【全国の飼養戸数・頭数】
  全国の乳用牛飼養戸数は26,600戸で前年に比べて1,100戸(4.0%)減少し、飼養頭数も1,635,000頭で、前年に比べて20,000頭(1.2%)減少した。また、一戸当たり飼養頭数は61.5頭で前年に比べて1.8頭(3%)増加した。
  都道府県別に見ると、戸数では、北海道が8,590戸(2.7%減)で、次いで岩手県の1,670戸(4.6%減)、千葉県の1,170戸(4.9%減)で都府県の合計は、18,000戸と、前年に比べ800戸(4.3%)減少した。
  飼養頭数は北海道が856,100頭で前年に比べ1,400頭(0.2%)の減少と微少にとどまったが、都府県は18,100頭(2.3%)の減少と、昨年の減少(28,500頭・3.5%)よりも少なくはなったが大きな落込みである。


     
支庁別飼養戸数・頭数
飼養戸数
飼養頭数
17年2月
18年2月
前年
対比
17年2月
18年2月
前年
対比
1戸当り
頭数
石 狩
218
219
100.5
16,500
16,300
98.8
74.4
空 知
113
108
95.6
9,210
9,020
97.9
83.5
上 川
467
450
96.4
37,800
38,000
100.5
84.4
後 志
117
107
91.5
6,930
6,690
96.5
62.5
檜 山
103
101
98.1
4,960
5,060
102.0
50.1
渡 島
303
311
102.6
17,900
17,700
98.9
56.9
胆 振
170
162
95.3
11,500
11,100
96.5
68.5
日 高
227
225
99.1
13,600
13,500
99.3
60.0
十 勝
1,930
1,880
97.4
220,000
220,700
100.3
117.4
釧 路
1,220
1,170
95.9
126,300
123,900
98.1
105.9
根 室
1,560
1,530
98.1
181,100
182,700
100.9
119.4
網 走
1,380
1,340
97.1
120,200
119,700
99.6
89.3
宗 谷
700
677
96.7
62,700
62,800
100.2
92.8
留 萌
322
316
98.1
28,700
29,100
101.4
92.1
合 計
8,830
8,590
97.3
857,500
856,100
99.8
99.7
注)ラウンドの関係で合計と内訳は必ずしも一致しない。

 なお、都府県では栃木県が58,400頭と最も多く、次いで岩手県55,600頭、熊本県が50,300頭、千葉県が47,000頭の順で、都府県の1戸当たり飼養頭数は43.3頭と、前年に比べて0.9頭増加した。

【北海道の概要】
  道内の飼養戸数は前年に比べ240戸減少し、支庁管内別に見ると十勝と釧路がそれぞれ50戸、網走が40戸、根室が30戸減少し、酪農主産地である4支庁で全体の減少戸数の70%を占めた。
  飼養頭数は前年に比べ全道で1,400頭(0.2%)減少しており前年並みで推移しているが、管内別に見ると釧路が2,400頭(1.9%)減少、網走が500頭(0.4%)減少したのに対し、十勝が700頭(0.3%)増加、根室が1,600頭(0.9%)増加し、主産地の中でも増加、減少と2極化している。また、これら4支庁の割合は前年より0.1%増加し、全道の75.6%を占めた。
  一戸当たりの飼養頭数は前年に比べ2.6頭増加(昨年:1.5頭増加)して99.7頭となり一段と多頭化が進んでいる。また、管内別では、根室管内が119.4頭で一番多く前年より3.3頭増頭し、次いで十勝管内が117.4頭で3.4頭増頭している。
  状態別では、経産牛が491,100頭で前年より0.6%の3,000頭増加し、このうち搾乳牛は418,700頭で1,800頭(0.4%)増加、乾乳牛は72,400頭で1,200頭(1.7%)増加した。
  未経産牛は、45,200頭で3,900頭(5.5%)減少し、搾乳に徹したことがうかがえる。

  
  

職員の退職


平成18年7月31日
石 山  覚
登録部登録証明課技師
   

 音更町出身。昭和42年4月入所。入所以来約8年間検定課においてHA検定の立会業務に従事され、乳検協会発足後は調査普及部・北見支部・登録部に勤務されました。
  登録部においては、血統登録業務全般を担当し、登録業務の的確な実施に努められ、39年間にわたり組合発展のため尽力されました。

 
 

 
 
 去る6月1日、ドイツでオールヨーロピアン・チャンピオンシップが開催されたのに伴い、EUにおけるショウ運営等に関する調査を目的に、ショウ視察を兼ねて開催地のオルデンブルグを訪問しました。日本からのメンバーは人工授精事業体協議会(JAAB)会員を主に7名で構成され、現地ではEU7カ国(ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、デンマーク、オーストリア、イタリア)の協会役職員で各国のショウ運営関係者と面談し、その中で聞き取り調査した内容を中心にご報告いたします。

Ⅰ.オールヨーロピアン・チャンピオンシップの運営について

  1989年にフランスのパリで第1回目が開催され、その後各国持ち回りとなっていたが、96年から2004年までの5回にわたってベルギーのブリュッセルで固定開催されていた。しかしながら、衛生条件の関係でベルギーでは開催出来なくなり、5カ国の開催希望があった中からドイツに決定した。各国の防疫に関する条件が違っているため、より厳しい基準に設定されている国で開催する事となった。今回参加したオーストリアはそれより基準が低いために、会期の前後4週間の検疫が必要と聞き、「そこまでの時間と経費をかけて参加するのか」と驚かされた。

EU5カ国の協会役職員とディスカッション
 
 昨年の6月にEUとドイツでそれぞれ作業部会を構成して準備を進め、費用は開催国負担となっているため、ドイツホルスタイン協会がスポンサー探しから行っている。他の参加国の負担金はないが、会場までの輸送費、滞在費等は自前となっている。観客の入場は有料となっており、ショウの前日と当日の2日間通し券が25ユーロ(1ユーロ145円計算で3,625円)で、イベントと言えるのはセールだけだったため結構高いと思われた。
  運営スタッフの確保について、ドイツホルスタイン協会では職員が5名しかいないため、国内14の支部と地元支部から借り出し、ショウの進行はEUの会議で決められた人達が当たっていた。
  出品牛に対する参加資格は定められておらず、それぞれの国の協会で出品牛を決定しており、体型審査委員が選考しているというのが大半だった。
 各国の出品頭数はEUの会議で調整しており、多くても10頭以内。出品名簿には同じ国でそれ以上の頭数が載っているが、欠場ではなく、最終選考まで残り、結果的に選ばれなかった牛を名誉として載せているのもある。

  後代検定娘牛グループの展示は各授精事業体の判断に任されており、借り上げ等すべて授精所が負担している。さらに、参加するための資格があり、種雄牛、娘牛ともにヨーロッパ産である事と、5頭を展示し、最低4頭はパレードに出場する事が義務付けられている。今回は9頭の種雄牛グループが展示に参加し、ドイツ7グループ、デンマークとイタリアが各1グループであった。
  審査員の選考はEUの会議で、ヨーロッパ人である事、今回のショウに出品していない国から選ぶとの条件で、個体の部はホルスタインがアイルランド、レッド&ホワイトはデンマークの酪農家が担当した。国別対抗については参加国から1名づつ審査員が出るが、自国以外の序列を決めて投票し、全員の合計ポイントによって序列が決定する。

後代検定娘牛パレード
Ⅱ.各国ナショナルショウの開催、運営について

  ※開催間隔
 イタリアとフランス(2回)は毎年開催で、イタリアは他の家畜と同時開催しており、ドイツ、オランダは2年毎で、それ以外のデンマーク、ベルギー、オーストリアも2年毎に他の家畜との同時開催となっている。中でも、ドイツとオランダは交互年に開催するよう調整を図っている。
 ※運営方法と経費
 ホルスタインとレッド&ホワイトだけのショウはホルスタイン協会が主催し、他品種と合同の場合は品種別組織が集まって運営に当たっている。経費はホルスタイン協会負担の他、機械展開催による出展料や銀行などもスポンサーになってもらう。各国とも観客から入場料を徴収しており、最も高いドイツが2日間の通し券でで20ユーロ(2,900円)、一番安いイタリアが5ユーロ(725円)の範囲であった。

 ※未経産牛の扱いと経産牛のクラス分け
  ナショナルショウで未経産のクラスがあるのは、イタリア(5クラス)とオーストリア(1クラス=1歳以上2歳未満)だけで、元はあった(フランス)、小さなショウではある(オランダ、デンマーク)、若者の競技のためだけ(ドイツ)等となっている。唯一5クラスを設けているイタリアは、その理由として「初出品の人達は未経産の方が出しやすいし、販売する場合でも有利」との事。一方、未経産牛クラスは無いという国が大半だが、それは「時間がないから」と、「多くの人達は経産牛の方が興味があるから」との答えであった。

 経産牛のクラス分けについては各国で大きく異なり、8クラス(イタリア)から25クラス(デンマーク)までの幅があるが、どの国も1クラスの頭数は最大で15頭以内としている。年、(月)齢での区分よりも、分娩月日(フランス)、もしくは産次(ドイツ・オーストリア)で区分したり、申込み牛を年齢順に並べて頭数分けをする(オランダ)等、日本とは決め方が違っている。20クラス以上に細分化している国の理由は明快で、「トップになって喜ぶ人の数が多いから」であった。

 ※後代検定娘牛グループ展示について
 オランダ、ドイツ、ベルギー、デンマークが特に力を入れているとの印象が強く、オランダではファーストクロップ、セカンドクロップなどで22ほどのグループ展示があるそうだ。これらの目的はいかに一般酪農家をショウに呼び込むかで、コマーシャル農家に与えるインパクトは大きいと言う。
Ⅲ.オールヨーロピアン・チャンピオンシップショウ
  定刻どおりに後代検定娘牛パレードが始まり、約1時間かけて9組のグループがリングを行進した。行進中に何カ国語かで解説していたが、整列しても観客をリング内に入れて見せる事まではしていない。中に、何故個体の部にも出さないのだろうと思えるような、体、乳器とも素晴らしい牛がいた。
 個体の部にはホルスタインの経産牛79頭、レッド&ホワイトの経産牛36頭が出品された。ホルスタインのジュニア2歳8頭で始まったが、名簿を見ると2歳は36カ月未満1・2部となっており、結果的に月齢でシニアとに分けたのではなく、単純に頭数を半分にしただけであった。その他のクラス分けは4歳までがジュニアとシニアに分けられており、5歳、成年までの8クラスであった。

ホルスタインとレッド&ホワイトのグランドチャンピオン両部門ともスイスが獲得
  各クラスとも上位牛の父牛は大半が北米の輸入精液で、サイズも北海道と大差ないように見えた。
  上位牛は特質、乳器の優れたものであったが、各部の頭数が最少で4頭、最大でも14頭しかいないため、さほど難しい審査ではないように感じた。各部の審査時間が20分というのは、見ている人を飽きさせない効果があると思う。リングを2面に仕切り、開始時間を5分ずらしてホルスタインとレッド&ホワイトの審査が同時進行のため、両方を見る事が出来ないのは残念な気がした。


  ホルスタイン8クラスの審査が終了してチャンピオン戦に移り、その区分は2歳2クラスがジュニア、3歳2クラスとジュニア4歳までがインターミディエイト、シニア4歳と5歳、成年がシニアの各チャンピオンという分け方になっている。ジュニアチャンピオンには、ジュニア2歳のトップでデンマークの出品牛(父:アウトサイド)、インターミディエイトチャンピオンはジュニア4歳のトップでスイスの出品牛(父:カイト)、シニアチャンピオンは成年クラスのトップでフランスの出品牛(父:ドンビネーター)がそれぞれ選出された。クライマックスのグランドチャンピオンは、インターミディエイトチャンピオンでスイスから出品されたジュニア4歳が獲得し、レッド&ホワイトと併せて両部門ともスイスが頂点に輝いた。

仲間に抱き上げられて祝福される出品者

 ショウの締めくくりとして、ある意味では個体の部よりも盛り上がる国別対抗戦が始まった。各国4頭づつのグループで、前述のとおりそれぞれの参加国から1名の審査員が出て自国以外の序列を投票し、その合計ポイント(1位=20点~10位=2点)で順位が決定する。
 レッド&ホワイトの部は4カ国の参加でスイスが圧勝した。ホルスタインの部は11カ国が参加し、スイスとフランスのトップ争いと目されていたが、ハンガリーの審査員がスイスを6位にした事が発表されると、会場内はブーイングの嵐であった。結果的にはフランスの勝利で幕を閉じた。

Ⅳ.所感
  今回は3泊5日という大変忙しい日程ではありましたが、単なるショウ視察に留まらず、ショウの運営面で色々な国の事情を聞く事が出来、どこも同じような苦労をしているのを肌で感じました。それは、「一般酪農家と消費者をいかに取り込むか、開催資金をどのようにして集めるか」と言う事です。4年後の北海道全共を控え、これらの課題を克服するよう多くの人達と知恵を出し合い、少ない予算で充実した内容にしたいと思いながら帰国の途につきました。(審査部 佐藤 貢)


ホルスタインの国別対抗は11カ国が参加
 
 
後期体型審査予定

体型審査の予定は次のとおりです。
も寄りの登録取扱団体にお申込み下さい。
A 日 程 B 日 程 市 町 村  及 び  団 体 名
石 狩 10/2~10/13 1/15~1/26 全     管     内
空 知 10/2~10/13 1/15~1/26 全     管     内
上 川 10/16~10/27 1/29~2/9 全     管     内
後 志・渡島・檜山 10/16~10/27 1/29~2/9 全     管     内
胆 振日 高 11/27~12/8 2/26~3/9 全     管     内
十 勝 1 10/16~10/27 1/29~2/9 新得・清水・芽室・鹿追
     2 10/2~10/13 1/15~1/26 上士幌・士幌・本別・豊頃・浦幌・陸別・足寄
     3 11/6~11/17 2/13~2/24 中札内・更別・大樹・広尾・忠類
     4 11/27~12/8 2/26~3/9 帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
釧 路 1 11/6~11/17 2/13~2/24 弟子屈・標茶・浜中・厚岸
     2 10/16~10/27 1/29~2/9 釧路・阿寒・鶴居・幌呂・白糠・音別
根 室 1 11/6~11/17 2/13~2/24 根室・別海・標津
     2 10/2~10/13 1/15~1/26 西春別・中標津・計根別
     3 11/27~12/8 2/26~3/9 上春別・中春別・計根別(一部)
網 走 1 11/27~12/8 2/26~3/9 網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
     2 10/2~10/13 1/15~1/26 紋別・上渚滑・雄武・興部・滝上・西興部
     3 11/6~11/17 2/13~2/24 北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・美幌・女満別・津別
     4 10/16~10/27 1/29~2/9 丸瀬布・遠軽・上湧別・湧別・芭露・生田原・白滝・留辺蘂・温根湯
宗 谷 11/27~12/8 2/26~3/9 全     管     内
留 萌 11/6~11/17 2/13~2/24 全     管     内

基本申込・初回の受検時期********2回目以降受検可能時期
前年度後期B日程  今年度前期A・B日程
今年度前期A日程  今年度前期B日程・後期A日程
  〃 前期B日程  今年度後期A・B日程
  〃 後期A日程  今年度後期B日程・次年度前期A日程
  〃 後期B日程  次年度前期A・B日程



カナディアンホルスタインにおける高さと体の大きさの傾向

カナディアン・デーリィ・ネットワーク
Brian Van Doormaal
Holstein Journal , 2005年2月号

 カナディアンホルスタインは、優れた体型(特に収益性と関連がある機能的体型)とともに高い産乳レベルを保持する乳牛として世界的に注目されている。しかしながら、ここ数年、高さと体の大きさに関連する形質の表型的および遺伝的傾向を詳細に調査することで、これら2形質の役割についての考え方が変化し始めてきた。

高さと体の大きさの測定
  1993年5月からカナダホルスタイン協会では、体型審査の中で客観的に測定される形質として高さと体の大きさを取り扱っている。
  高さは十字部高から地面までの高さで測定され、体の大きさは胸囲から間接推定された体重として記録される。農場に置いていく体型審査のレポートを作成するため、これらの測定データは分娩月齢と泌乳ステージが補正され、他の線形式体型形質と同様に1から9の線形スコアに変換される。
  これらの線形スコアは、各体型形質の種雄牛と雌牛の育種価を計算するための遺伝評価システムに加えられて利用される。

集団の傾向
  図1には、過去10年間のカナディアンホルスタイン集団における、初産時の高さの表型的傾向を示している。同様に図2には、体の大きさの傾向を示した。
  初産の審査における高さの平均は、1993年生まれ以前の雌牛では143センチであったが、2000年以降に生まれた雌牛では147センチに上昇し、それ以降現在まで変化していない。
  初産の審査における体の大きさの表型的傾向は、1996年から1998年の間に生まれた雌牛において平均573kg前後を変動しているが、2001年生まれの初産牛では565kgであり、近年体の大きさは減少傾向を示している。
  この変動傾向は、高さと比較し、体の大きさにおける環境と牛群管理の効果が上昇していることによるとも考えられる。しかしながら、両形質の表型的傾向は、過去10年間で審査月齢が33から31ヵ月齢に低下したことからもわかるように、初産審査時の平均月齢の全体的な低下に影響されていることに注意すべきである。
  変動が少なく安定した状態の高さと徐々に減少傾向を示す体の大きさは、カナダホルスタイン協会の審査標準での目標の変更を如実に反映している。実際、年末(2005年末)近くに紹介する予定の新しい審査標準では、体の深さ、胸の幅および高さのような体の大きさに関するいくつかの形質が除かれるであろう。
  さらに、骨格/体積は、新しい審査標準において乳用牛の特質と結合し、乳用強健性という区分に分類されることになる。

遺伝的傾向
  カナディアン・デーリィ・ネットワークにおける体型形質の遺伝評価システムは、過去25年以上蓄積された審査データが用いられている。
  図3には、1980年から2001年の間に生まれた雌牛の体型審査から得られた高さと体の大きさの遺伝的傾向を示した。両形質は、確実に遺伝的な改良傾向を示しているが、遺伝的改良の速度は高さの方が早いことが見てとれる。実際、最近10年間における
  高さの年当たり遺伝的改良量は、平均で体の大きさの2.5倍早い速度で進んでいる。しかしながら他の形質と比較した場合、これらの形質の遺伝的改良量速度は相対的に緩慢であり、高さの改良速度は産乳能力の改良量の40パーセント程度にすぎず、さらに決定得点の改良量の半分にすぎない。
 図1と2における表型的傾向とは反対に、遺伝的な最近の傾向としては、高さおよび体の大きさのどちらとも、いかなる低下または緩やかな減少の兆候さえも認められなかった。両形質は種雄牛の選抜を決定する場合に、ブリーダーや人工授精団体からいくつかの注意を受け続けている。当然のことであるが、このことは、集団内の高さや体の大きさを平均的にさらに上昇させるというよりは、むしろそれらの形質において斉一性のある品種/牛群を作るべきことを示唆している。


まとめ

  歴史的に、カナディアンホルスタインの集団では高さと体の大きさを改良することに注意が払われてきた。しかしながらここ数年、審査方法は、初産時における最適な高さに重点をとう置くようになり、体重に対する選抜圧を減少させるように修正されてきている。
  遺伝的見地から、改良速度の方向性は高さと体の大きさで一致するが、経済的に最重要な他の形質と比べるとゆっくりした速度である。将来、外貌や体積に関する選抜は、さらに改良するよりも、むしろ品種内での斉一性を重視することに専念すべきである。
(訳:電算部 岡崎活宏)

ひとこと


  ここ数年、各地で法定伝染病の発症、発病が確認されている。私が経済部に所属していた21年間の府県や試験場の購買には必ずヨーネ病、白血病の検査が購買条件に入れられていた。ヨーネ病に関してはその間、年間数百頭の検査を行ったが、一頭の陽性牛も確認されなかつた。
  近年全道各地で行われるヨーネ病検査においてかなりの陽性牛が報告されており気にかかっている。
  北海道もここ数年規模拡大により数百頭以上の搾乳を行う牧場も多くなった。しかし、仕事の関係上色々な牛舎を目にするが衛生面でもっと管理体制を厳しくする必要がある牛舎もあると思われる。
  また、近年各種の蹄病も増えているが、フリーストール、繋ぎ牛舎にかかわらず発症していることから感染経路の一つとして家畜市場などでの保菌牛などとの接触によるものが考えられる。なお、導入牛については手足の洗浄と2~3日間別管理を出来るスペースを確保するように指導することが望ましい。このことにより導入牛等からの病気感染をかなり防ぐことが出来ると思う。もう一つ気になっている点として北海道の酪農家が蹄病に関して対応が遅い気がする。特にフリーストール牛舎では生乳生産に影響を及ぼし酪農経営にとって多大な損失を伴う。
  また、乳牛にとっては致命的なことに成ることから、早期発見、早期治療が酪農経営のプラスに繋がるのではないかと思う。
  今年は生産調整により酪農家の乳代収入は減るが、このような状況は何年も続くことがないことを願うが、いかに経費を削るかが酪農家に求められている。加えて牛乳消費拡大をいかに押し進めるかが今後の大きな課題といえる。しかし、消費者のニーズが酪農家に届いていないのが実情である。消費者が求める乳製品を新たに作り出す事も消費拡大につながっていくと思う。
  初妊牛の今後は、ここ数年北海道の規模拡大で高騰が続いたがここにきて値下がり傾向にあるが本州の経営体形から価格は別にして極端な頭数の減少はない、その要因として経営体形が乳・肉複合経営の大型でありF1の需要は今後も続く事が予想されるからである。
  育成牛については、今現在の価格では初妊牛の価格から見ると育成して販売に回して採算の取れる価格では無い。しかし、過去にも同じ状況があつた事から、この先1~2年で搾乳素牛が不足する。

敬司,T
 

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