2009-5



平成20年度地区組合員協議会で
出された主な意見・要望
 平成20年度地区組合員協議会(概要を3月号に掲載)が終了し、多くの貴重なご意見と要望をいただきました。
 すぐに対応できるもの、今後時間をかけて検討協議を重ねなければならないものなどがありますが、今後とも組合員の皆様の要望に沿った業務の推進、組合の健全経営、乳牛改良に積極的に取り組んでまいります。
   
《組合全体・総務関連》
1.  役員研修で韓国の共進会視察を行うということですが、大変良い事だと思います。これまでも韓国の体型審査員の養成などで実績を認めておりますが、今後は韓国の若い人々との交流を進めてもらいたいし、その場合は日本からも若い人が中心の交流となるようにやってもらいたい。(空知)
(要望)
2.  日ホの会長に北組合長が就任したが、道内はもとより、本州でも酪農家の減少が著しくなっている中で、今後の本・支局のあり方は今のままでいいのか。検定もできない県が出て来ているので、手を差し伸べていかなければならないような状況にある。家畜改良で日ホがリーダーシップをとって行けるような体制にしてもらいたい。現状のままでは、日本の改良情報の発信源がどこなのかさえ定まらない状況にある。 (十勝)
ANS  日ホは改良が生命であり、改良の情報を一番早く出せること。また、世界に伍することが大きな使命と考えています。そのためには財政がしっかりしないと人材も集まって来ません。日ホとホル農協の関連事業をどうしていくか、酪農家の為になるようどうするかを考えて行かなければなりません。真にリーダーシップをとってやって行きたい。


《登録・検定・改良関連》
1. 出生確認書は将来全頭を対象としていくのか。今は人工授精証明書があり、生産者としては、繁雑でなく、できるだけ安くなるよう進めてほしい。 (空知・宗谷・後志)
ANS  自動登録農家の乳雄牛と交雑種について、人工授精証明書の替わりに発行していくものです。人工授精証明書では、本牛の生年月日・個体識別番号が手書きとなっていますが、確認書では公的機関としてそれらも含め印刷し、最終的に消費者まで伝えて行けるようにしたいと考えております。料金は1,050円を予定しております。本州では秋田県で年間200頭ほど発行していますが、北海道ではモデルといっても頭数が多く、確認書が本州に出ていっても理解されるように周知期間をとるよう農水からの指導があり正式発行は予定より遅れるようです。モデル地区に手を上げている28団体は、北見、留萌、宗谷、道南の市場に近い団体です。発行元は人工授精をされた所で、インターネットを通して発行してもらうシステムです。発行は自動的にではなく、希望するものについてのみ発行いたします。今は人工授精証明書が一緒につけられていますが、ホル協としては最終的には安心、安全な食品として消費者に伝え、その過程でさらなるメリットを見つけ、生産者のためになるものとしたい。将来的には人工授精証明書に替わるものとして全国での発行を考えております。
  
  
2. ジェノミクスを世界中で乳牛評価に使おうとしているが、国によっては信頼にたる血統情報を持っておらず、精液の輸出をしたいがための国もあります。そのような十分でない情報をもとに、日本の酪農家へ精液の売込みがなされた時、そのメリットやデメリットについて十分な情報の開示をできるようにしてもらいたい。 (石狩・十勝)

日本は登録、検定、遺伝子情報とも世界でも最も精度が高いのですから、ジェノミクスでも精度の高い情報を得られると思います。NTPにおけるジェノミクスの利用をどう考えているのか。ジェノミクスの効果は検証されるべきだと思います。
(十勝)
海外ではゲノム解析によるヤングサイヤーなどの情報が出ているようですが、日本は何処まで進んでいますか。後代検定による遺伝評価とゲノム解析による遺伝評価とのチェックはやっているのですか。この技術の利用は皆に有益になると思いますので、その確立を国や各研究機関に働きかけていただきたい。 (石狩)
ANS  ジェノミクス(ゲノム解析)について、いわゆる遺伝子情報の育種価の精度を上げるために利用するというのがゲノムによる遺伝評価の目的です。現在は、後代検定済でないと育種価が70%~80%の信頼度になりませんが、後代検定にかける前からそのような情報を入れてやれば、理論的には、40%~70%の精度で遺伝評価が出てくることになります。このゲノム解析の精度が高まれば、後代検定が終わる前に牛の良し悪しがわかりますので、より短期間で牛の改良速度を加速させるという面では非常に価値があると思います。(ジェノミクスの理論について、詳しくは本誌3月号に掲載しておりますので参照下さい。)
 日ホでもNTPの検討会が開催されます。長命性や生涯生産性の情報を組み込もうとしておりますが、ご指摘の件については、遺伝情報は家畜改良事業団に集められておりますので、今後、十分留意して機会ある中で発言して行こうと考えております。
 畜産技術協会等が、最近、調査のためアメリカへ行ったと聞いています。現状における日本の遺伝子解析については、乳量や乳脂量については行われておらず、遺伝率が非常に低い体細胞数、乳房炎や受胎率などの選抜ではなかなか改良できない遺伝子を見つけて改良を進めようと一生懸命やっています。これから特許などのこともありますが、国も精度の高い方法だということでやっていくと思います。アメリカでは後代検定で遺伝評価されたものとゲノム解析によって能力が高いかどうか調べてチェックしたものを利用していると思います。ただ、将来的には後代検定をやらなくてもいい時代が来るのかもしれませんが、しばらくは続けないと能力が高い牛かどうか正確にはわからないと思います。
  
  
《審査・企画関連》
1. ジャッジ研修会は、シーズンの終わった秋では意味がなく、ショウシーズンの始まる春に、是非計画してもらいたい。牛を集めるのが難しい場合は、審査員としての勉強の場だけでも設けてほしい。 (根室)
ANS  ご指摘はごもっともだと思います。過去には春にやったこともありますが、道の改良協議会から若く優秀な人も参加してもらいたいということで、秋に行われている協議会のジャッジングスクールとのからみを考えています。また、研修にはできるだけレベルの高い牛を集めてやりたいという要望もあり、そうなると春に借用する牛の手配の関係等があって難しいのが現状です。春の開催については検討いたします。
  
  
2. 共進会ジャッジの公認審査員の認定基準について、研修会へ5回の参加が必要となっているが、様々な問題があり、そんなに参加できない人もいます。才能のある若い人では、もう少し容易に認定がもらえるようにできないか検討してもらいたい。現実には、公認でない人の方が実際の共進会審査が多いのが現状である。 (十勝)
認定審査員について、審査の斡旋や紹介をしているか。(空知)
ANS  開催場所について、どこでやっても遠い人はいますし、最も問題になるのは教材となる牛集めで、それによって場所が限定されてきます。ヘルパー等のこともあり、大変なのはわかりますが、かといって認定基準を下げるというのもどうかということもあります。研修会は毎年テーマを持ってやっておりますので、5回くらいは出席して頂きたいということでやっております。経済企画委員会で一度検討してみたいと思います。  認定審査員の共進会審査への紹介に関しては、直接本人と主催者がやっているのが現状です。しかし、組合としては、審査員の認定時に酪農雑誌に紹介させて頂き、認定済みの人については、毎年提出された活動報告を組合のホームページに掲載しております。それらの中で認定審査員の指名を呼びかけているところです。
  
  
《ナショナルショウ関連》
1. ナショナルショウのオフィシャルジャッジについて、認定ジャッジの中から5人くらいにしぼってもらえないか。その人達にさらに研修の場を与えて育ててもらいたい。 (北見)
ANS  12月の委員会では、2009年のナショナルショウについては、今まで通りということで決定されております。ただ、その委員会の中で審査員の選考方法について色々と議論されました。これからも将来に向けてさらに検討されていくと思いますので、ご意見としてお伺いいたします。
  
  
2. ナショナルショウの出品申込締切日について、8月13日では管内予選が最も暑い頃になるが、もう少し後に設定できないか。 (釧路)
ANS  共進会開催日が昨年は9月の第4週でしたので、申込締め切りも8月末としていましたが、今年は9月12日の開催ですので、お盆の関係や出品資格の確認に時間のかかるものがいる場合もあり、今回の日程を設定しております。 
  
  
《全共関連》
1. 海外のショウでは、若い人達の参加の場が日本より多いように思うが、北海道でも是非、農業クラブなどの高校生等のジャッジングコンテストをやってもらいたい。 (上川)
ANS  日本学校農業クラブ全国大会については、2010年に北海道大会が決まっており、家畜審査競技も予定されていることから、すでにその事務局と協議を進めております。競技は10月6日に全共会場で行なわれ、10月8日からの全共にも多くの生徒の参加を予想しています。
  
  
2. 全共への出品希望が割当てより少ないという全酪新報の記事がありましたが、北海道の出品希望頭数とそれを追加で増やす予定があるか聞きたい。 (十勝)
ANS  北海道の出品枠は一般が43頭、後代検定娘牛枠が12頭、農高枠が4頭、ジャージー種が6頭の合計65頭となっています。また、増頭に関しては、全共を誘致する時から開催地枠はとらないという方針で説明しております。
  
  
3. 全共の審査員はどのように決めるのか。 (十勝)
ANS  まだ論議しておりませんが、今までは日ホの体型審査員が担当して来ました。全く決まっておりませんので、意見があれば出して頂きたい。


《家畜市場関連》
1. ホクレンとの市場合併に関し、出資割合と取扱額、利益配分について聞きたい。 (北見)
市場建設費以外の負担割合はどうなっているのか。地代はどうか。 (根室・道南)
ANS  家畜市場については、施設をホクレンと共有するということだけで合併ではありません。市場の開催はホル農協が毎週火曜日、ホクレンが毎月上旬の水・木・金曜日の3日間連続で1回の開催となります。開催の中身に対してはお互い関与しないことになっております。建物については施設の利用率によってホル協20%、ホクレン80%をそれぞれ負担することになっています。従って取扱額については変りありません。管理費などの経費についても基本的に同様の2対8の負担割合ですが、施設が大きくなりますので経費は若干増えるのではないかと見ています。減価償却も2対8で行います。土地はホル農協のものなので利用料は頂くことになります。
  
  
2. 家畜市場の将来について、今後、この地域の飼養頭数が減って行くものと思うが、そのような状況もあって、ホクレンとホル農協が別々に開催するのではなく、乳牛だけは同じ日に開催した方が購買者、販売者とも利用しやすいのではないかと思うが。 (後志)
ANS  この7支庁管内の飼養頭数は減っておりますし、一緒にやる方が利用者に便利なのはその通りです。しかし、市場施設の共同利用の話をホクレンと進める時にその問題に触れるとうまく進みませんので、その事には触れずに進めて来ました。市場を一緒に建てる理由としては、現在の市場施設の老朽化により、近い将来建て替えや修繕が必要なことと、全共のための施設増設の問題もありました。
  
  
3. 新市場施設建設に伴い、共進会用のウォーターカップや搾乳施設の設置などが考えられているか。 (釧路)
ANS  共進会開催時のウォーターカップ設置については、別途整備しようと考えています。搾乳施設に関しては、移動式のものもあるような話も聞いておりますが、まだ検討には入っておりません。ただし、牛舎の一部に設置するのは牛の反応ということもあり、難しいと考えております。
  
  
4. ゴールデンナショナルセールを開催しないのであれば、そのような優良牛の斡旋に力を入れてもらいたい。 (十勝)
ANS  委員会でもそれらの牛の消流に力を入れるよう指摘されておりますが、実際には庭先での高価格牛の動きは少ないので難しいことをご理解願いたい。また、当組合のHP内の牧場紹介も利用してもらいたい。




北海道ホルスタイン農協

第63回通常総会
日時: 平成21年5月27日(水)
   午前11時00分
   
場所: 『かでる2.7』
札幌市中央区北2条西7丁目




    ~栄誉~ 第6回全日本ホルスタイン共進会(兵庫県淡路島)

 爽やかな緑、スプリングフラッシュの季節が到来し、スプリングショウ・BWショウ、春共進会が始まりました。「あの牛はどうなったかな?」「今年はどんな牛が出てくるかな?」全共北海道大会の開催が来年に迫り、例年以上に楽しみにしているのは私だけではないと思います!

 第6回全日本ホルスタイン共進会は、1975(昭50)年10月29日~11月3日の6日間兵庫県淡路島の津名町(現在の淡路市)において開催されました。
 出品は、東京都、鹿児島県、沖縄県を除く44道府県から291頭を数え、北海道からは31戸46頭の出品がありました。
名誉総裁に秩父宮妃殿下をお迎えし、海外からはアメリカ・カナダ・韓国・イタリア・オーストラリアなど多数の視察団の来訪があり、会期中に訪れた参観者の総数は20万人でした。この、第6回全共が開催された当時は、戦後継続していた高度経済成長が終焉し、国内景気は不況の底にありました。酪農界においても、その影響が色濃く現れており、燃料価格や飼料価格の高騰、消費の低迷などにより厳しい経営環境に至っていました。審査講評に以下の記述がありました。

 近年、生産諸資材価格の高騰、用地確保の困難性、労力不足など酪農をめぐる情勢は極めて厳しいものがあり、その生産はやや停滞ないしは減少の傾向を示しております。特に飼料穀物需給の逼迫が酪農生産に与えた影響は極めて深刻なものがあります。しかし、これは世界規模での食糧需給基調の大きな変化に起因するもので、国民食糧の安定的確保を図るため農産物の自給態勢の強化が要請されるに至りました。このため、酪農振興に寄せる国民的期待もまた、新たな観点から最近著しく強まっています。資源の乏しい我が国酪農には、資源の有効活用を図り、効率的な生乳生産を行うための知恵と努力が強く求められます。従って、乳用牛改良の重要性もまた、かってその例をみない程高まっています。

 現在の厳しい酪農界の状態をそっくり言い当てているような講評です。さらに、食糧自給の機運や資源の有効活用… 驚くほど現在の状況に似ていると感じましたが、読者の皆さんはいかがでしょうか? 「歴史は繰り返す」という言葉があります。それに加えて「一度は悲劇であるが、二度目は茶番」の言葉もあります。茶番は避けたいところです。

 では、第6回全共の上位入賞牛を短評とともに紹介します。
    

  
未経産 生後12ヵ月以上16ヵ月未満
  
【優等賞1席】
 各部の均称がよく、鋭角的で資質も優れ乳用牛の特質を具備している。また、頸から肩にかけての移行が良い、やや品位にかけ、四肢のしまりがやや不足。
アイランド デイーン レイブン 1才0月
父:アルトラ レイブン ノービリテイ ノーベル
出品:北海道広尾郡大樹町 島田 成司


【優等賞2席】
 各部の移行滑らか、とくに中駆の伸びが優れている。やや皮膚が厚く、後肢の繋ぎが幾分弱い。
ワールドピース シユープリーム マダム 1才3月
父:アグロ エーカース シユープリーム
出品:北海道広尾郡大樹町 木村 辰雄





未経産 生後16ヵ月以上20ヵ月未満
【優等賞1席】
 発育良く、品位資質ともに優れ、き甲のしまり良く、体各部の移行が極めて滑らか、前中後躯のバランス良く体積に富む。
キーンサビ オールスター ベツス 1才7月
父:ロイブルツク オールスター
出品:兵庫県 原口 武郎


【優等賞2席】
 発育資質ともに良好、品位やや劣り、また、蹄尖が外向し、飛節の寄りと、乳頭の配置が前者に比べやや劣る。
アイダ ロツタ カウンテス デイー 1才3月
父:ローマンデール カウント クリスタン
出品:北海道阿寒郡鶴居村 植田 晃雄




未経産 生後20ヵ月以上24ヵ月未満
【優等賞1席】
 発育は極めて良好、バランス良く特に中躯は良く充実し前躯も充分な深さあり、背線は強直で、尻は広く水平で、各部の移行滑らか。蹄尖やや外向している。
エツチエム ヤナギ テツチエ ホープ 1才11月
父:エルクカー ローヤル ホープ
出品:北海道夕張郡長沼町 向 弘行

【優等賞2席】
 肋腹の張り良く、背腰強く、内腿もよく切れ上がっている。肩端の突出が目立つ。
ベルツリー エム ビー ビー エリザベス 1才11月
父:プレステージ オブ レークハースト
出品:北海道河西郡芽室町 鈴 木 力





未経産 生後24ヵ月以上28ヵ月未満
【名誉賞】
 体格雄大背線が強く四肢の骨じまりよく肢蹄が強い。頸から肩への移行滑らかで体各部の均称も良く、品位、資質共に優れ乳頭の配置、乳房の発育付着とも良好、やや活気に欠ける。
ウエストヒル サリー クリスタン 2才3月
父:ローマンデール カウント クリスタン
出品:北海道上川郡清水町 西倉 栄吉

【優等賞1席】
 体格雄大背線強直、各部均称よい。乳頭の配置乳房の付着よく、乳器の好ましい発達がみられる。頭頸がやや短く重く、肩への移行やや滑らかさを欠く。
マダム ローズ コンケスト 2才1月
父:ローマンデール コンケスト
出品:北海道広尾郡大樹町 角 倉 博






経産 2才
【優等賞1席】
 伸び伸びとして品位があり、乳用牛の特質に優れている。首は薄めで長く肩付きよく移行もなめらかで肋張りよく、背線強直で四肢も強く鮮明。乳房は質極めて良好で前後の付着強く、特に後乳房の付着が広く着いている。前躯に一層の鮮明さがほしく、前肢の蹄尖がやや外向する。
〔第12部 乳器審査:初産優等賞1席〕前乳房が極めて広く強く、後乳房も高く広い付着を示し、乳房表面の静脈もよく現れ、初産としては最もよい状態を示しているが、前乳頭が多少長め、前後の配置も近め、後乳房はもう少し張り出した方が望ましい。

        
インペリアル ハテイー オリラ 2才8月
父:スカグベール ボールド コンフイダンス
出品:北海道根室市 成田 昭一



【優等賞2席】
 品位に富み、肩付き良く肩後は充実し、すらりとして肢長く乳用牛の特質に優れ四肢強く乾燥し活気がある。乳房は強い付着である。背線に弱さが認められ、わずかに前肢蹄尖の外向であり、乳頭の長さ方向に難点がある。
シンズ テキサル ルーシー 2才2月
父:パインハースト ピーアレス
出品:秋田県 富樫 真悦




経産 3才

【優等賞1席】
 体積は充分で体各部の均称もよい。背線は強直で後躯も充実し非常に力強い。品位に富み、輪郭鮮明で鋭角的であり、乳用牛の特質をよく現わしている。乳房は柔軟で弾力に富み、付着および乳頭の配列はともに優れている。頸がやや短く、下けんが浅く後乳房の付着が弱い。
〔第12部 乳器審査:2産以上優等賞3席〕

     
コバ コマンダー バーク クリスタン 3才9月
父:ローマンデール カウント クリスタン
出品:北海道宗谷郡猿払村 木 村 章


【優等賞2席】
 体高157㎝で出品牛中最高である。雄大で体積に富み、背線は強直で後躯の発達よく強健性をよく現わしている。大型牛でありながら、品位資質よく鋭角的で乳用牛の特質もよく示している。乳房の付着がやや弱く、乳頭が幾分小さい。
オークランド リフレクシヨン ベル サロメ 3才5月
父:オークランド ソーンリー リフレクシヨン
出品:北海道勇払郡早来町(安平町) 山田 一英


    


経産 4才

【優等賞1席】
 体高149㎝で体積に富み、しっかりした骨組みを有しており、乳用牛の特質にも優れ、とくに乳器の形状と質にみるべきものがある。
 〔第12部 乳器審査:2産以上優等賞1席〕後乳房の付着は高く広く容積に富み力強い。搾乳後は良く収縮して質の良さを示し、乳房表面の静脈は網状に良く現れ、腹下の静脈は太く屈曲しているが、前乳房の長さがやや足りず、腹壁に接するまでの滑らかなわん曲の度合いが名誉賞牛(乳器審査)に劣る。
注)乳器審査は搾乳の前後に2回行われた。
    
フロンテイア バーク マダム コンケスト 4才9月
父:ローマンデール コンケスト
出品:北海道恵庭市 清水 勝


【優等賞2席】
 乳用牛の特質、乳房の容積と質が優れている。前者に比べ、乳房の付着がやや緩い。
マダム チルダ モデル 4才8月
父:ロイブルツク テルスター
出品:北海道広尾郡大樹町 角 倉 博

  
 

経産 5才以上

【名誉賞】
 体型資質に優れ、とくに体各部の移行と均称の良い鋭角性に富むすっきりとした乳牛で、乳房の容積形状資質もよく、乳頭の形状配置も適当である。やや頸が短かく感じられる。
 〔第12部 乳器審査:2産以上名誉賞〕理想に近い形状で、付着面が長く、底面が水平で、乳頭の配置も申し分なく、乳静脈よく発達し、質も優れている。しかし、後乳房の付着が更に強く前乳房の前方への伸びが今一息長くほしいと感じられる。
    
アデイロンダツク ラツス ローヤル 6才1月
父:ロイブルツク テルスター
出品:北海道上川郡清水町 西倉 栄吉


【優等賞1席】
 品位資質に富み、体長あり、頭頸の移行よく、各部均称のよい牛であるが、やや腰が緩い。乳房形状はよいが付着が幾分緩く、乳頭の方向にやや難点が認められる。
ホワイトバーチ バター ガール ラグ アツプル 6才4月
父:ホワイト バーチ バター ボーイ
出品:北海道千歳市 黒 沢 勉




経産

【名誉賞】
 各部のつり合いと移行がよく、背線強く乳用牛の特質にすぐれ、乳房の付着形状も概ね良好、一見きゃしゃな感じを受ける、後肢が弱めである。
ウオーカー ヘイブン アスター 4才9月
父:ボンド ヘイブン オレーター
出品:長野県 滝沢 義広


  


父系牛群

【名誉賞】
 力強く品位に富み、背線強く揃って尻長があり、体積も充分である。乳房は付着が広く、容積に富み、体に強く付着し力強さを示し、比較的よく揃っている。蹄のやや小さいものが見受けられた。
父:カーネーシヨン マドキヤツプ コンケスト
インペリアル ピーターチエ マドキヤツプ 4才7月 清水町 西倉 敏昭
ポーラ コンケスト パレード メー 5才3月 長沼町 長浜 久
ケテイー ウオーカー コンケスト 6才0月 芽室町 鈴木 力
クイーン ロメオ コンケスト 8才11月 清水町 串田 長久
   
【優等賞1席】
 揃って力強く、品位があり、肋腹も充分の幅と深さを持っている。乳用牛の特質の相似性の強さは抜群である。乳房は力強く、質がよく付着の幅が広いが、腰と前乳房の付着において強さがやや好ましくない。
父: ホワイト バーチ バター ボーイ
テキサル パツト バター ガール 4才1月 紋別市 柳沢 長治
ホワイトバーチ バター ガール ラグ アツプル 6才4月 千歳市 黒 沢 勉
コルンダイク バター ガール 7才3月 江別市 酪農学園機農高校
コメツト ドラ ホワイト ガール 7才10月 千歳市 黒 沢 勉
  

  
    



母系牛群

【名誉賞】
 揃って品位、資質、均称よく、体積に富み、力強く相似性が最もよく表れている。乳房の底面と乳頭に若干惜しまれる点がある。
母:マノーワー ビー エフ スカイラーク ポリー
   (父:デイーン ウオーカー スカイラーク ミソノ)
父:フオンド ホープ レベレーシヨン
3 リバーサイド マノーワー スカイラーク 3才3月
リバーサイド マノーワー スカイラーク 7才11月
出品:北海道苫小牧市 溝口 憲治
   
  
【優等賞1席】
 品位に富み、資質良く乳用牛の特質をよく現わしており、乳房の付着が強い点が揃っているが、大きさについての斉一性を欠いた。
母:グレンビユー パイニーヒル サロメ
   (父:ソーンリー テキサル シユープリーム)
父:オークランド ソーンリー リフレクシヨン
オークランド リフレクシヨン ベル サロメ 3才5月
オークランド リフレクシヨン サロメ 4才7月
出品: 北海道勇払郡早来町(安平町) 山田 一英
   
【 1975(昭50)年 】
〔牛群検定〕
 第6回全共が開催された年に、牛群検定事業が開始されています。当時は、飼養戸数が減少する一方で飼養頭数が増加する時代を迎えており、この年は1戸当たりの飼養頭数が全国平均で10頭を超え(11.2頭:農林水産統計)、多頭飼育への移行が急速に進んでいる最中でした。大型トラクターを始めとした各種作業機械やバルククーラー・バーンクリーナー・パイプラインミルカーといった牛舎設備の導入が加速度的に進み、飼養管理の技術変革が髄所で行われ、酪農をとりまく環境が大きく進化しています。
 環境の整備が進むことにより、作業の効率が大幅に向上し省力化が図られた半面、色々な問題が浮き彫りになって来ていました。
 飼養頭数の大きな伸びに対して登録頭数が追随できず、高等登録(審査・検定)は減少を続けていた。
高等登録の減少は、候補種雄牛を作出するための優良な雌牛資源の確保が急務となっているにも拘わらず、基本となる雌牛能力成績の記録が得られなくなるということが危惧された。また、パイプラインミルカーは搾乳作業に画期的な省力化をもたらしたが、その反面、個体毎の乳量(乳成分)の把握が難しい状況にもなってしまった。さらに、飼養管理技術において様々な新しい展開が行われていたが、基本情報となる検定能力の記録がないため、その効果の正確な判定や応用が出来ない状況にあった。そして、日本人の食生活の変化にともない、乳用牛が肉資源として利用されるようになり、優良乳用資源の肉転用を防ぐための情報が必要となった。
抜粋引用:乳用牛群検定全国協議会牛群検定30年誌
 これらの問題を解決する事業として、牛群検定がこの年に開始され爾来34年が経過しています。あえて説明するまでもありませんが、現在では能力検定とともに、登録情報を基礎とし審査情報を含めた後代検定による優良種牛の造成が日々進められ、世界水準の評価をもつ種雄牛が生み出されるとともに、世界トップクラスの生乳生産能力を実現しています。
 次の図は、全共開催年毎の経産牛1頭当たりの年間乳量の推移を示しています。


                  農林水産省:畜産統計より抜粋
 第6回全共が開催された1975(昭50)年の乳量は4,232㎏を示していますが、この5年前、第5回全共の1970(昭45)年と比べて見ると、ほとんど増加がなく足踏み状態が続いています。しかし、第6回全共以降は、顕著な増加、伸びの傾向を示しています。
 飼養環境や管理技術の大きな進化とともに、血統登録を基本とした中で、牛群検定・後代検定が大きな手助けとなり改良が進行していることが明白です。
   
 
 全共、出品する栄誉、頂点を極める名誉、輝かしい歴史が重ねられています。
 「花とミルクとオレンジの島」兵庫県の淡路島津名町(現在:淡路市)において西日本初の第6回全共が盛大に開催されました。

 来月号では、第7回群馬全共の様子を紹介します。
資料 ・ 写真 第6回全日本ホルスタイン共進会記念誌
デーリィマン 1976 - 第26巻 ・ 第1号
乳用牛群検定全国協議会牛群検定30年誌
農林水産省 畜産統計


   

    
     
 
    



平成21年3月24日(火)午後2時
当  組  合  会  議  室
【報告事項】
1.前回理事会(1/23)後の主な処理事項について
/ 29 地区連合会登録担当者会議
優良登録委員表彰式
/ 14 地区組合員協議会(10地区)
/ 15 道南地区早来家畜市場協力会 総会
/ 16 北海道ホルスタイン改良協議会 総会
/ 17 家畜市場新築工事 第4回定例総合会議
北海道ジュニアホルスタインクラブ運営委員会 総会
/ 20 日ホ公益法人制度改革に係る本支局打合せ
/ 27 北海道酪農検定検査協会 中央研修会
/ 第41回宇都宮賞 表彰式・祝賀会
/ 第13回全共北海道実行委員会 第4回幹事会
/ 10 家畜市場新築工事 第5回定例総合会議
日ホ及び日本ジャージー登録協会 登録審議会
/ 11 北海道農業協同組合中央会 第55回通常総会
/ 16 北海道酪農検定検査協会 第5回理事会
/ 18 公益法人制度改革に係る本支局打合せ
/ 19 日ホ 理事会
/ 23 総務委員会
経済企画委員会
/ 24 JHBS取締役会
2.地区組合員協議会における主な意見要望について
3.日ホ 理事会の概要について
4.総務委員会報告について
5.経済企画委員会報告について
6.市場施設新築工事の進捗状況について
  
【協議事項】
1.組合員の加入・譲渡・脱退について
期首:1,074名 加入:6名 脱退:29名
期末:1,051名
2.平成20年度業務状況・収支決算見込み並びに当期利益金処理(案)について
    血統登録は、計画頭数156,500件に対し158,100件となる見込みである。血統登録関係全体では、計画件数162,200件に対し163,700件、計画対比100.9%を見込んでいる。
 検定関係は、牛群頭数の同時検定の申し込みが多く、計画件数72,450件に対し77,169件の見込みである。
 審査関係は、牛群基本、牛群2回目、牛群頭数は前年実績を上回り、雄審査以外は全て計画件数を上回った。昨年の酪農情勢から授精頭数の減少による影響を覚悟していたが、僅かではあるが計画を上回る結果となった。次年度においては、特に、意欲的な若手後継者や過去に審査経験のある調査農家など新たな掘り起こしを図りたい。
 登録総合計では、計画件数253,010件を上回る260,255件102.5%であり前年実績101.8%の見込みである。
 家畜市場成績は、出場頭数、売買金額とも前年度より減少している。その理由として、昨年の道内乳牛飼養頭数が16,600頭減少しており、初生犢では、ホル・F1ともに安値が影響し府県から輸送して来る価値がない状況が続いた。また、昨年暮れ以降、初妊牛の価格が高騰し、酪農家は所得確保のために初妊牛を手放し経産牛を留保する状況となり、当市場を含め各市場において経産廃用牛の出場頭数が減少している。馬については、予想以上に黒毛和種への転換が進んでいる。
 流通業務成績は、乳用牛の取扱い頭数と金額は前年より増であるが、肉用牛は頭数・金額共に計画を下回る見込みである。全体としては、頭数減とはなるものの金額で前年および計画を上回る見込みである。
3.(社)北海道酪農検定検査協会出資金の費用処理について
4.職員給与改定(案)について
5.平成21年度事業計画及び収支予算(案)について
6.2009北海道ホルスタインナショナルショウ
  オフィシャルジャッジ及びアソシエートジャッジについて
7.次期の役員選任推薦委員について
8.次期役員の地域別定数について



体型審査の予定は次のとおりです。
も寄りの登録取扱団体にお申し込み下さい。

日程 6月2日~6月13日
 □胆振・日高地区
   全管内
 □十勝地区
   帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
   上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
   網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
   全管内

日程 6月16日~6月27日
 □石狩地区
   全管内
 □空知地区
   全管内
 □十勝地区
   豊頃・浦幌・本別・足寄・陸別
 □根室地区
   西春別・中標津・計根別
 □網走地区
   紋別・上渚滑・雄武・興部・滝上・西興部
 
日程 7月7日~7月18日
 □上川地区
   全管内
 □後志・渡島・檜山地区
   全管内
 □十勝地区
   新得・清水・芽室・鹿追・士幌・上士幌
 □釧路地区
   釧路・阿寒・鶴居・幌呂・白糠・音別・弟子屈
 □網走地区
   丸瀬布・遠軽・上湧別・湧別・芭露・生田原・白滝・留辺蘂・温根湯

日程 7月22日~8月1日
 □十勝地区
   中札内・更別・大樹・広尾・忠類
 □釧路地区
   標茶・浜中・厚岸
 □根室地区
   根室・別海・標津
 □網走地区
   北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・美幌・女満別・津別
 □留萌地区
   全管内
 
日程 8月24日~9月4日
 □胆振・日高地区
   全管内
 □十勝地区
   帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
   上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
   網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
   全管内

    
大正末期畜舎(復元):北海道開拓の村
旧小川家(札幌市清田区)
   



人 事 異 動
発 令 事 項 氏   名 前   職
平成21年4月1日付
総務部総務課勤務を命ずる
萩 原 エ ミ 電算部電算開発課
臨時職員
平成21年4月1日付
臨時職員を命ずる
登録部登録証明課勤務を命ずる
菊 池 亜沙美 札幌啓北商業高等学校



ひとこと
  『野球』
 皆さんは好きでしょうか? 私は男兄弟の中で育ち子供の頃から身近にありましたので、1番好きなスポーツです。
 まだ記憶に新しいWBCは大変盛り上がりましたね! あれだけ国民の気持ちがひとつになることなんてまずないでしょう。同じものを見て、喜んで、落胆して、楽しめる。そんな一体感が野球観戦の醍醐味だと思います。
 なので、テレビ中継を見るよりも球場に足を運ぶ方が私は好きです。今はもちろんといいますか、北海道日本ハムファイターズを応援しています。かといって、北海道移転前は巨人ファンだったわけではありません。親の影響もありアンチですが、あまりに巨人ファンがファイターズに流れたために最近は気の毒に思ったりもします。札幌ドームでの交流戦は年々ビジター席が寂しくなっているような…
 だけど、多くの道民がファイターズを応援しているのはとても嬉しいです。昨年まではクライマックスシリーズ進出も続き人気も上り調子ですが、これで成績が低迷してもファンは変わらずに応援していくのだろうかという不安もありますが… そんな暗いことは考えたくないのでやめましょう! とにかく今はスゴイ人気です。
 シーズンオフに行われる選手のトークイベントなども大盛況のようです。野球の裏話からプライベートな話まで聞けて面白いですもん。イベントではありませんが、オススメは沖縄春季キャンプです。こちらは真剣に練習する姿が近くで見られて楽しいですよ~ みんな朝から夕方まで一生懸命で、好きじゃなかった選手さえも応援したい気持ちになります。益々チームが好きになること間違いなしです! 北海道よりかなり早い桜も堪能できますし、興味のある方はぜひ来年!
 さて、今年は札幌ドームに選手と同じ目線で野球を楽しめるフィールドシートが登場しました。これは1度は座ってみたい! 親孝行のために母の日、父の日の贈りものにもいいかなとも思います。最近は家族団欒も野球の話題が多いですし喜んでもらえそう。そして、野球話は家族だけでなく職場でも世代を超えて語れる素晴らしさを感じます。友人も新しい職場でコミュニケーションが取れて馴染みやすいと言っていましたが、人と人との繋がりを楽しめるのも魅力ですね。
 野球に限らずですが(散々野球の話でしたが…)、趣味を通じてこのちょっと冷えた世の中で人の温かさを感じて生きていけたら幸せが増すのではないかと思う今日このごろです。
N.F

 
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