2010-10



平成22年度地区登録委員研修協議会を開催
8月27日~9月10日 : 全道各地8会場
 標記研修協議会は、登録の普及推進と的確な事務処理を図り登録委員との密接な連携を保つ事を目的に例年開催しております。
 今年度は8月27日に当組合で開催した道央・道南地区を皮切りに、9月10日まで、全道8会場において、登録委員をはじめ登録業務の担当者など150余名の参集を得て開催しました。
 研修協議会では、登録業務の取扱いの変更などについて、活発な質疑が行われ登録事業への関心の高さが窺われました。


十勝地区登録委員研修協議会
1.自動登録関係
 (1)人工授精実施団体の変更に伴う報告について
     自動登録農家において人工授精実施団体の変更があった場合、変更後に授精データを報告いただく団体の把握を事前に行い円滑に業務を進めるため「人工授精実施団体の変更届」を設けました。
   また、自家授精農家等の授精報告を的確に把握するために、農家毎に最終の授精年月日を記載した「自動登録に係る授精報告状況」を年2回発行します。
  (2)自動登録の連続授精に係る「遺伝子型調査料金」の助成継続について
   連続授精に係る遺伝子型調査(親子判定)料金の助成については継続の要望が強く、また、連続授精に至った要因を調査するため、平成23年9月30日までの登録申請牛に対し「遺伝子型調査料金」の助成を継続します。なお、再度の延長はない事などを説明しました。
  (3)乳用種における産犢情報(分娩履歴)の構築について
   登録の信憑性保持と改良集団の拡大を図り、乳用牛から生産された全ての牛の血縁を明らかにするためのデータ構築を本年4月から開始した事。また、蓄積されたデータを有益な情報として還元するため、「出生確認書」の発行を行う計画と、将来的にはインターネット等で公開し提供を目指す事などを説明し、協力を依頼しました。
   
2.登録全般 
 (1)繁殖台帳の整備について
    最近、自家授精農家において繁殖台帳が整備されておらず、カレンダー等に記帳している事例があった事から、登録規程では酪農家において繁殖台帳の整備と記載が義務付けされている事や、自家授精農家においては家畜改良増殖法に基づき人工授精簿の記載が義務付けされている事を説明し指導をお願いしました。
 (2)モニタリング調査事業の終了とその後の取り扱いについて
   モニタリング調査事業については、遺伝性疾患のBLAD・CVMの不良遺伝子の拡散を未然に防止するため、平成14年から検査結果の公表を条件に無料で検査を実施していましたが、長年に亘って実施した事、また一定の成果が得られた事などから平成23年2月28日(事業の対象は同日までに検査試料が家畜改良事業団・遺伝検査部に送付されたものまで対象となります。)をもって終了します。なお、事業終了後の取扱いについては、登録申請雄牛は検査が義務付けされています。供卵牛については義務付けではないがBLAD・CVMの遺伝子を拡散させないためにも検査に協力を頂けるよう依頼しました。また、検査料金は、申込者の負担となります。
  (3)後代検定娘牛の親子判定に係る「親子矛盾」の取扱いについて
   乳用種雄牛後代検定推進事業では、事業の信頼性確保のため、遺伝子型検査による親子判定を実施していますが、判定結果が「父子矛盾」の場合は、同事業において再検査を行います。「母子矛盾」の場合は、「その後の取扱いを登録協会に委ねる」事とし、検査料金は生産者負担で行う事になっていますが、迅速な解決と登録精度保持及び生産者の負担軽減を図るため、平成22年度(19後検娘牛)から検査料金の一部助成を行う事にしました。
3.審査業務関係
 牛群審査の申込方法並びに審査情報の利活用と、後代検定娘牛の保留、体型調査の協力を依頼しました。なお、2010年8月の遺伝評価から、雌牛の体型評価が変更になり、初産だけでなく2産以上で審査したデータも利用することになりました。その結果、今まで初産の体型記録がなかった雌牛でも、2産以上の体型審査を行ない条件が合えば遺伝評価されNTPを持つ事になるので、体型調査のみならず牛群審査の普及もあわせて協力を依頼しました。
4.登録情報の活用  
  近親交配回避情報の活用状況を把握し今後の運用方法に反映させるためアンケートを行った。また、交配相談システムの活用方法や繁殖性や分娩能力を考慮した供用種雄牛の選定方法、中程度が望ましい形質の選抜方法及び新しいNTPの改善個所等を説明し、近親回避情報や交配相談の利用を推進しました。 

 登録委員及び登録業務担当者、地区連合会の皆様にはご多用中のところ多数のご出席を賜り厚くお礼申し上げます。今後とも登録事業の普及推進にご協力下さいますようお願いいたします。


 



日本中が震撼した口蹄疫  -甚大な感染被害-   
 宮崎県で発生した口蹄疫は、4月20日の1例目の感染疑い発覚から129日が経過した8月27日、宮崎県知事によってその終息宣言がなされ、ひとまずの終焉を迎えました。日本国中を震撼させ、全国の畜産農家、酪農家、酪畜関係者、これらに関わる全ての人々が恐怖に陥った出来事でした。悪夢ともいうべき口蹄疫が残した記録を振り返りました。

 5市6町に猛威を振るった口蹄疫は、幸いにも宮崎県の県境を越えないでその終焉を迎え、終息宣言となりました。
 殺処分となった動物たちには、本来の生をまっとうできず、あるべき形とは異なる命の終わりを悼み、被害に遭われた飼養農家・生産者のみなさま方には心からお見舞い申し上げ、一刻も早い再生と復興を願います。
 終息宣言がなされた今も、対外的に日本は口蹄疫発生国の扱いとなっています。今後(10月上旬)、OIE(国際獣疫事務局)に清浄国の申請手続きを行い、来年2月に開催されるOIEの科学委員会において承認され、清浄国に復帰となります。
 現在、宮崎県では酪畜産業復興の手立てが次々と打たれている中で、この緊急事態を受けて中止や延期となっていた様々な催しやイベントが全国で再開・開始されています。
 同様に、開催が延期された酪農界の最大イベント『第13回全日本ホルスタイン共進会北海道大会』は、対外的清浄国の復帰を経て、来年度に開催する運びとなっています。当組合に事務局を置く北海道実行委員会は、改めてその準備を粛々と進めている所です。




日程 11月8日~11月19日

 □十勝地区
    中札内・更別・大樹・広尾・忠類
 □釧路地区
    標茶・浜中・厚岸
 □根室地区
    根室・別海・標津
 □網走地区
    北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・美幌・女満別・津別
 □留萌地区
    全管内

日程 11月29日~12月10日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
    全管内

日程 1月11日~1月22日

 □石狩地区
    全管内
 □空知地区
    全管内
 □十勝地区
    豊頃・浦幌・本別・足寄・陸別
 □根室地区
    西春別・中標津・計根別
 □網走地区
    紋別・上渚滑・雄武・興部・滝上・西興部

日程 1月25日~2月5日

 □上川地区
    全管内
 □後志・渡島・檜山地区
    全管内
 □十勝地区
    新得・清水・芽室・鹿追・士幌・上士幌
 □釧路地区
    釧路・阿寒・鶴居・幌呂・白糠・音別・弟子屈
 □網走地区
    丸瀬布・遠軽・上湧別・湧別・芭露・生田原・白滝・留辺蘂・温根湯

日程 2月14日~2月25日

 □十勝地区
    中札内・更別・大樹・広尾・忠類
 □釧路地区
    標茶・浜中・厚岸
 □根室地区
    根室・別海・標津
 □網走地区
    北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・美幌・女満別・津別
 □留萌地区
    全管内

日程 3月1日~3月12日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
    全管内




 
 待望の全共開幕!? と今頃大忙しで大会の成功に向けて最後の全力投球しているはずだった!?
 全共の開催延期は今回が初めてではない。それも記念すべき第1回が延期であった。当時としては画期的な試みとして初めて計画された全共は、昭和25年11月3日から4日間の予定であった。しかし、昭和24年から26年当時は運悪く内地府県で牛流行性感冒(現在は牛流行熱と呼ばれている:伝染性疾病)が蔓延し、開催予定であった昭和25年にはおよそ50万頭の牛が感染したと記録されている。北海道側は防疫対策上から出陳できないとの電報を日ホに打っている。日ホは10月上旬の理事会で一旦12月中旬の開催案を決定するも、鎮静化の動きはなく北海道側は再度出陳中止を決定している。最終的には日ホは10月中旬の総会で、「昨年も流感は大体2月には終息しているので、千載一遇のこの機会をむざむざ取り逃すに忍びず、農林省その他の各府県庁の補助等の関係もあって、是非共本年度中、従ってその最も良い時期である3月下旬に一応延期することとなった。」北海道側としては「3月と言えば既に選定を終わっていた出陳牛のメンバーも変更を余儀なくされるが、来秋となれば流感の危険はまた繰り返されるであろうし、北海道ホルスタインの真価を全国に聲名するこの機会のために、出陳者各位は3月を目標に更に努力研鑽されんことを望むものである。」と当時の組合機関紙には記されている。
 今回は全国民が知ることとなった家畜伝染病が原因である。全共どころではないのは尤もである。多くの酪農家の仲間をはじめ畜産農家の家畜が犠牲となった。しかし、一部地域では酪農家の経営再開がすでに検討されているという。北海道は乳牛供給基地として酪農再開を目指す酪農家に是非協力をしたいものである。新たに導入した血統から来年の第13回全共に参加できる牛が出、更にそれらの子孫が繁栄して行くことを願うのみである。近い将来、多くの牛たちが犠牲となったかの地で全共ができたら酪農の復活を喜び合えるのかも知れない。
 一年の延期が結果として良かったと言えるよう、出品者や参観者の方が有意義で楽しい開催となるよう万全の体制で臨み、仲間を迎えたい。
y.



 
 
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