2010-11



乳牛改良プロフェッショナル講座
10月8日:【家畜育種繁殖学:乳牛の体型審査】
 10月8日、酪農学園大学と当組合が結んでいる包括連携協定のプログラムの一環としての『乳牛改良プロフェッショナル講座』が酪農学園大学付属農場で開催されました。


 当日は家畜育種繁殖学の講座として短期大学1年生(出席41名)を対象とした体型審査の実技講習(今年度2回目)が行われ、講師には審査部長佐藤、企画課長小泉、審査課長千葉が担当し、大学で飼養している経産牛4頭を用いて体型審査と線形評価法の実践を勉強しました。
 講義の始めには、部長の佐藤より体型審査の役割と必要性について、学生に対し解りやすい表現を用い説明が行われました。「乳牛は経済動物であり、求められるものは泌乳能力、繁殖能力、長命性、飼いやすさ、体の大きさがある程度揃っている事、搾乳面で作業しやすい乳器、肢蹄が丈夫なことなどが挙げられ、これら機能的体型を備えた牛群が酪農経営をより安定させることにつながり、それらを見極める機能的体型を持った牛群を得るためにも体型審査が必要である。体型審査によって得られたデータは遺伝評価にも用いられ、改良のための重要な情報となり、審査を受けた初産牛と条件が整った2産以上の牛は遺伝評価の結果、総合指数という評価が示されます。」と解説しました。





 その後、受講生は2つのグループに分かれ、それぞれの講師から実際に行われる審査と同様に体型得点形質の採点と線形形質の評価について2頭の試供牛の各部位の特徴や状態を詳細に指し示しながら説明と解説を行ないました。
 2頭の試供牛の審査と評価が行われた後、前回の審査実習と同様にお互いのグループの牛を交換し受講生自らが審査実技を行いましたが、今回の受講生全てが体型審査の実施場面を見たことが無いとのこともあり、講師の説明に興味深げな表情で熱心に耳を傾け、教わった方法を駆使して一人で、あるいは数人で相談しながら自分の審査野帳に値を書き入れていました。
 講義の終了時間になり、講師が発表する正解の配点・決定得点と自分の値を比べながら、「配点は合ってないけれど、決定得点は合っている!」の声が聞こえ「配点も合っていなければいけませんよ!」との注意に談笑する和やかな体型審査の実習となりました。

    
     
      
 なお、今後の乳牛改良プロフェッショナル講座は、10月中旬に体型審査の実習と、育種学『登録・乳牛の選抜と交配』の講義あわせて2回が予定され、11月にも2回の実施を予定しています。






 
 
 当組合から歩いてわずか10分あまり、国の重要文化財に指定され、北海道遺産に登録されている『札幌農学校第2農場』の建物が北海道大学の構内に保存され展示されています。

 札幌農学校は、1877(明10)年に有名な言葉Boys be ambitious(青年よ大志を抱け)を残した初代教頭であるW・S・クラークの提唱により現在の北海道大学敷地内にその諸施設が建築されました。第1農場は学生の教育・研究の場として、第2農場は酪農畜産経営の実践の場として開場され、稲作を中心とした人力主体による農作業が展開されていた時代において、北海道開拓に必要となる畑作あるいは牧畜の知識と技術を入植者たちに教育するとともに、畜力・機械力を使った新技術の模範を示し、酪農・畜産経営を学ぶ場としてこの農場が発足しました。
 1877(明10)年、最初に建築された模範家畜房(モデルバーン)は、尺貫法ではなくフィート単位に合致し、洋風建築として建築技術史上においても価値の高い木造の建築物で、この後には、サイロを伴った牧牛舎、穀物庫、種牛舎、精乳所、釜場など酪畜業に必要となる諸設備が順次建築され、酪農普及のかなめ的存在となりました。
 この札幌農学校第2農場は、日本酪農の発祥の地である千葉県成田の御料牧場と同様に、北海道酪農の発祥の地でありその基礎を作った施設でした。

 1889(明22)年には日本で最初と思われるホルスタイン種牛が札幌農学校に導入されています。その血統は今日まで維持され、その中には基礎牛として北海道酪農の発展に大きく貢献している牛もいます。
 
【模範家畜房(モデルバーン)】
1877(明10)年に建築され、延べ床面積555㎡の大きなもので、19世紀中頃にアメリカで発展した、地階・1階・2階・小屋裏で構成されたツーバイフォーのバルーン構法の建物です。産室・追込所・馬房を備え、直接馬車で地下あるいは2階に乾草などの搬入が行えるような出入り口を持っています。クラーク博士が構想してModel Barnの名を使ったことから模範家畜房が通称となりました。
右の写真にある牛の顔の木彫は左の写真の正面にある入り口上に取り付けられています。
   【牧牛舎(牝牛舎)】
1909(明42)年、明治末期における最新技術を使って建築されました。当時はデンマーク農法の飼養技術が盛んに導入されており、2列対頭式スタンチョン2組が施設され、屋根裏は飼料庫とするため中央に柱の無い構造になっています。また、日本で最も古いとされるサイロを合わせ持っています。
  【精(製)乳所】
この建物で市乳・バター・チーズが作られました。氷を使った大きな冷蔵庫や、雑菌の混入を防ぐための洗浄室が備えられています。建物左に白く見える2つの扉は氷を投入するためのものです。精乳所は、当初木造でしたが1911(明45)年に煉瓦造りで新築されています。
 
資料:北海道大学総合博物館〔重要文化財「札幌農学校第2農場」〕より
 



日程 11月29日~12月10日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
    全管内

日程 1月11日~1月22日

 □石狩地区
    全管内
 □空知地区
    全管内
 □十勝地区
    豊頃・浦幌・本別・足寄・陸別
 □根室地区
    西春別・中標津・計根別
 □網走地区
    紋別・上渚滑・雄武・興部・滝上・西興部

日程 1月25日~2月5日

 □上川地区
    全管内
 □後志・渡島・檜山地区
    全管内
 □十勝地区
    新得・清水・芽室・鹿追・士幌・上士幌
 □釧路地区
    釧路・阿寒・鶴居・幌呂・白糠・音別・弟子屈
 □網走地区
    丸瀬布・遠軽・上湧別・湧別・芭露・生田原・白滝・留辺蘂・温根湯

日程 2月14日~2月25日

 □十勝地区
    中札内・更別・大樹・広尾・忠類
 □釧路地区
    標茶・浜中・厚岸
 □根室地区
    根室・別海・標津
 □網走地区
    北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・美幌・女満別・津別
 □留萌地区
    全管内

日程 3月1日~3月12日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
    全管内




 
 今年も気がつけば、残りわずか。猛暑と騒がれた夏も、今は懐かしく…すっかり冬の足音が近くなる今日この頃です。やっぱり、白い冷たい奴ら(ユキ)が、きっと積もるのだろう。
 寒くなると、「冷え性」に悩まされる方も多いのでは?最近は、通年辛い方もいるようですが…。
 人間は、暑さ寒さを自動的にコントロールし、体温を一定に保つ事ができる『恒温動物』に該当します。このコントロールする機能がうまく動かなくなり「冷え」が起こります。この機能が鈍る状況として、室内と屋外の温度差を感じる時・サイズの小さな靴下や下着の着用の「皮膚神経」によるもの、ストレス・睡眠不足の「自律神経」によるもの、長時間同じ体制でのデスクワークや立ち仕事による「血流悪化」によるものが、機能を狂わすようです。
 冷えの原因としては、エネルギー不足な虚弱体質、動物性食品の摂取過多、喫煙、運動不足などの生活習慣に問題がある血液の汚れ(ドロドロ血液)、貧血、冷たい水分の摂取過多、更年期など様々あります。
 冷え性の症状としては、一般的には手・足先・腰・お腹の冷えが出ます。また、寝冷えし易かったり、青あざが出来やすかったりと、全身症状でも冷え性の疑いがあるそうです。この場合、風邪を引きやすく、消化機能が低下し、集中力に欠け、更にはやる気も無くなり「うつ症状」になる恐れもあるので、注意しなければなりません。少しでも緩和して改善する事が大事だと思います。
 その為には、やはり「運動」。体内で熱を作り出す役目の筋肉を鍛える事で温まり易い体質を作ることです。気軽に毎日続ける事が大事になり、ウォーキングやストレッチが手軽でお勧めです。簡単なストレッチとしては、足首の伸ばしと引き寄せ・手首回し。全身に効果的なのは“空中自転車こぎ”。これは、仰向けで腰を浮かせ手で体を支えて、自転車をこぐ動作です。
 また、冷え性に効くツボ押しは、所かまわず行えるので便利です。足のツボは、薬指と小指の付け根、手のツボは親指の付け根を揉みほぐすと良いそうです。覚えておくといいかもしれないですね。
 次に、毎日の「食事」で、冷え改善に効くビタミンB1.2・E、鉄分が豊富に入った食べ物を摂取すると良いそうです。また、香辛料なども少しずつ摂ると、血行促進の効果があります。私は既に実践中ですが、乾燥させた生姜(粉状)を味噌汁や紅茶に入れて、毎日1杯飲んでいます。この冬の効果はいかに?
 その他に、暑さ寒さは視覚から感じる事が大きいそうなので、暖色系を選び、衣服は重ね着の方が、空気の層が出来て保温性がアップします。使いたいアイテムとしては「湯たんぽ」「腹まき」「あたたかい下着(俗にいうババシャツ・ももひき)」を、上手に取り入れることも寒さから身を守る方法として効果的ではないでしょうか?今は、可愛いらしくお洒落なものが沢山あって楽しめます。
 北海道に住んでいる以上、寒い冬とは縁を切ることができないので、上手に寒さをしのいで「冷え」に負けない、気持ちも体もポカポカの健康な体で乗り切りたいですね。
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