2011-1



平成23年 年頭の挨拶
代表理事組合長 北 良 治
 新年あけましておめでとうございます。
 平成23年の輝かしい新年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
 昨年を振り返れば、宮崎県での口蹄疫の発生に伴う国外からの侵入防止体制の徹底と国内における防疫体制の強化・蔓延防止策の徹底等を図ることが急務であったことから、乳牛改良の技術交流の場である道内共進会が軒並み中止となり、昨年10月開催予定であった全日本共進会は自粛延期となり今年同時期に開催する計画となっております。
 さらに、昨年は全ての都道府県で猛暑日を観測し、夏の平均気温として史上最高を記録する年となりました。その影響は、生乳生産の落ち込みや乳成分の低下そして繁殖障害の多発などの原因となり、さらには乳価の値下げもあって厳しい酪農経営は依然と変わらぬ状況にあります。また、このような暑さによる要因は、今年の生乳生産にも影響が及ぶものと懸念されますので、適切な飼養管理が求められるところであります。
 一方、TPP(環太平洋連携協定)EPA(経済連携協定)については、北海道の農業関係団体と密接な連携を取りながら自給率の向上を念頭に取り組むことが必要であり、当組合としても、
国の農業予算が厳しさを増す中で、酪農業における乳牛改良事業(後代検定・牛群検定)の重要性を訴え、その適確な推進に向けた政策の実施を働きかけていくことが重要であると考えている次第であります。
 今年2月上旬には国際獣疫事務局(OIE)科学委員会で清浄国復帰が認められる見込みであり、10月には、第13回全日本ホルスタイン共進会を開催する運びでありますので、乳牛改良事業の必要性と重要性を広くアピールする絶好の機会と捉えたいと考えております。
 平成23年が皆様にとって素晴らしい年となることとご家族のご健勝とご繁栄をご祈念申し上げ新年の挨拶といたします。



 
◆マイコプラズマ性乳房炎とは
 牛に病気を起こす微生物には「細菌」(黄色ブドウ球菌や大腸菌など)や「ウィルス」(牛白血病やBVDなどの原因微生物)があります。マイコプラズマはこのどちらにも属さず、細菌とウィルスの中間程度の大きさの微生物です。一口にマイコプラズマと呼んでいますが、その種類は120種類近くに及び、そのうち乳房炎を起こすものは10種類程度と報告されています。マイコプラズマが牛の乳腺組織に感染することで起こる乳房炎をマイコプラズマ性乳房炎といいます。
 マイコプラズマ性乳房炎に感染すると、体細胞数の増加や乳量の減少、乳汁に凝集物(ブツ)等の症状を示します。症状が重篤化すると泌乳停止する場合もあります。ただし、これらの症状を示さないこともあります(非臨床型)が、この場合でもマイコプラズマを保菌しているため、他の牛への感染源となる可能性は十分にあるので注意が必要です。
 一般的には感染力が非常に強く治療の効果が低いため、感染が確認された個体は、まず隔離することが重要であり、臨床症状に応じて淘汰を視野にいれた対策が必要となります。
                                     
 マイコプラズマは通常の細菌検査で検出することはできません。マイコプラズマ専用の検査を行う必要があります。
培養法
 まず、乳汁をマイコプラズマ専用の増菌液体培地で数日間培養し、マイコプラズマのみを増菌させます。この液体培地をマイコプラズマ専用の平板培地に塗沫し、さらに数日間、炭酸ガス培養(酸素濃度が薄い状態で培養)します。判定は実体顕微鏡を使って平板培地に形成されたコロニー(集落)の形状を確認します。培養法は結果が出るまでに1週間、長い場合は1ヵ月以上かかる事があります。検査を行っている間も農場では感染が広がっている恐れがあり、この検出時間の長さがマイコプラズマ性乳房炎の対策を、より難しいものにしていました。
迅速簡易検査法
 培養法は公定法として位置づけられていますが、一方で検出時間の長さが課題でした。マイコプラズマの蔓延防止のためには、より短時間で検出できる検査方法が求められ、こうした背景の中で酪農学園大学の樋口豪紀准教授らにより迅速簡易検査法が確立されました。この検査法はマイコプラズマが特異的に持つ遺伝子を増幅(PCR法)して検出する方法で、検出時間が短縮(3~4日程度)されることや、コロニー形状が類似している非病原性のアコレプラズマを明確に分類できること、多検体処理(280~500検体/日)が可能であること等が特徴です。従来の培養法との相同性も高く、本会でもこの迅速簡易検査法を採用しています。
 
マイクロプレート上に分注した検体に試薬を分注している様子   PCR検査用サーマルサイクラー   電気泳動処理したゲルをUV撮影したもの
※白い横シマ(バンド)が現れているのが陽性サンプル
 
 
 十勝管内でマイコプラズマ性乳房炎が大きな問題となったのは、平成20年のことでした。その農場では、発見されたときには既に体細胞数の増加や乳量減少などの臨床症状が表れていました。治療効果が期待できないため淘汰を基本とした対策がとられた結果、多くの牛を淘汰することになり、非常に大きな損害となりました。
 この事例をはじめ、平成20年度には3件の感染報告がありました。いずれも大規模農場であったため、大きな損害が生じています。この中には現在も清浄化に至っていない農場があり、対策の難しさを思い知らされています。
 十勝では平成20年度に初めて大きく取りざたされたものの、マイコプラズマ性乳房炎自体の認知度は低く、さらに通常の細菌検査では検出できないため、マイコプラズマ性乳房炎がどの程度広がっているか不明でした。本会では、マイコプラズマ性乳房炎が大きな損害につながることを実感したことから早期発見が最重要と捉え、平成21年度には迅速簡易法によるマイコプラズマ検査体制を整備し、全戸のバルク乳検査を実施しました。その結果、1,532戸中13戸からマイコプラズマが検出されました。これらは、大規模農場に限らず、搾乳牛頭数が40~60頭程度の農場も3件含まれていました。感染牛特定のための全頭検査は7戸が実施し、中には約400頭の搾乳牛のうち約100頭から検出された事例もありました。
 こうした状況を踏まえ、平成22年度にはマイコプラズマ性乳房炎の早期発見の一助とするため、年に3回の定期バルク乳スクリーニング検査を実施することとしました。今年度に入り新たに5戸から検出されており(平成22年11月末現在)、マイコプラズマが今もなお静かに拡大しているものと推測されます。
 バルク乳からマイコプラズマが検出された場合には、まず感染個体の特定が重要となります。そのためには全頭検査が一番の近道ですが、感染が疑わしい個体の検査と並行して、その個体乳を含まないバルク乳の検査をすることも有効です。ただし、排菌量の少ない感染牛がいた場合、バルクに合乳することでマイコプラズマの菌数が希釈され、検査の検出限界値以下になってしまうことがあることも理解しておかなければなりません。
 マイコプラズマが検出された個体は、臨床症状に応じた対策をとる必要があります。臨床症状を呈していない個体はグループにしてマイコプラズマ牛群として管理し、最後に搾乳します。これは感染経路の多くが搾乳機器や搾乳者の手を介しているためで、他の個体に感染させない作業を最優先する必要があるからです。乳頭清拭用タオルを一頭ごとに取り替えずに、一枚のタオルをバケツの水で洗いながら使いまわしていると、感染の危険性はかなり高まるため絶対にやめるべきでしょう。また、臨床症状を呈していない感染の初期段階に治療すると、ある程度の治癒率を示すとの報告もあります。獣医師と相談の上、検討してください。ただし、治療後の検査でマイコプラズマが検出されなかったからといって完治したとは言い切れません。検査の検出限界値以下の排菌量であることも考えられ、将来的に再発する可能性はゼロではありません。治療後もマイコプラズマ牛群として、隔離した管理が望ましいでしょう。
 著しい臨床症状を呈している場合には、淘汰を念頭に置いた対策が現実的と思われます。感染分房のみを盲乳にする等の対策は、他の牛への感染を考えると推奨できません。いずれにしても、感染個体だけでなく、非感染牛を含めた牛群全体の総合的な対応が必要です。獣医師やJA担当者と十分相談して、防除対策の戦略を樹立する必要があります。
 
 マイコプラズマ性乳房炎だからと言って特別な予防法はありません。基本的にはこれまで言われている伝染性乳房炎防除対策と同じです。マイコプラズマに限らず、乳房炎感染経路の多くは搾乳機器や搾乳者の手によるものです。感染牛は群分けや識別をして最後に搾る、乳房炎感染牛の搾乳ユニットは別にする等といった対策が感染拡大を防止するために有効な手段です。
 「最近乳房炎が急に増えた」「治療が効かずに次から次に分房に感染していく」「通常の細菌検査を依頼しても何も検出されない」といったことが多くなってきた場合は、マイコプラズマ性乳房炎を疑うべきかもしれません。マイコプラズマの検査が可能な施設へ検査を依頼してください。本会でも十勝管内に限らず対応していますのでご連絡ください。
 



 


   


 朝夕冷え込む季節になり、紅葉の見頃も終わり、冬の訪れが近づいてきた昨年の11月11日~12日の2日間、全道各地から組合員のご婦人18名のご参加をいただき「第21回組合員女性研修会」を開催いたしました。
 札幌駅集合後、先ずは昼食のスープカレーを食べに麻生へとバスを走らせました。
  

【スープカレー】SHO-RIN麻生店
 前回からの試みで、車中での昼食ではなく、お店にてランチ!が好評でしたので、今回は皆さんでスープカレーを食べに行きました。スープカレーは札幌が発祥と言われております。
 今回のお店は、すすきのと麻生に店舗をもつ「SHO-RIN」と言うお店で、吟味されたスパイスを使用し、こだわりのオリジナルスープが自慢のお店です。スープカレーを初めて食べた方もいらっしゃいましたが、とてもおいしいと好評でした。

 昼食後、あいにくの天気でしたが、最初の研修場所であります安平町へと向かいました。

【北海道ホルスタイン家畜市場・共進会場】
 今回は諸般の事情により牧場見学を行えなかった為、北海道ホルスタイン家畜市場・共進会場の施設の概要などを職員による説明のもと、見学いたしました。
 家畜市場は平成21年10月26日に竣工され、購買牛舎は一度に2,200頭を繋留可能など、北海道最大の家畜市場です。また、この日は10日から12日の日程で、ホクレン南北海道家畜市場のセリを行っておりました。

 その後、共進会場へと移動し、この会場は本来ならば昨年10月8日~11日の日程で全日本ホルスタイン共進会北海道大会が開催される予定でしたが、昨年の春発生した口蹄疫の国内蔓延防止の為中止になり、今年10月7日~10日の開催が決定しております。ご婦人方は全共開催場所という事もあり、とても興味深く見学しておりました。
 初めて共進会場をご覧になった方も居りましたが、「私も全共で牛をリードしたい」などとおっしゃっていた方もおり、より一層力が入ったのではないでしょうか?全共の開催に向けて皆さんで力を合わせ成功させましょう!
 

【もりもと本店】千歳市
 研修を終え、宿泊先へと向かう途中、千歳市に本店を持つ、「もりもと本店」へと立ち寄りました。
 「もりもと」は1949年パンの委託加工、卸売りとして開業。その後、新千歳空港出店をはじめ、現在は26店舗を持つ北海道を代表するおみやげ店のひとつです。ご婦人方も、ご自宅やお部屋でのお菓子にと、お土産等を買われておりました。 
 

【湯元 小金湯】小金湯
 今回の宿泊先は、千歳市から車で約1時間半、定山渓の少し札幌寄りの「湯元 小金湯」。ここは明治20年代から続く温泉地で、根強いファンをもつ源泉100%の温泉です。
 少し早い到着となったので、懇親会まで、温泉に浸かり冷えた体を温めたり、他の管内の方達とお茶を飲みながらおしゃべりをしたり、思い思いの時間を過ごされたと思います。
 夕食を兼ねた懇親会は終始賑やかで、皆さんに自己紹介をしていただいたり、恒例のゲーム大会も始まり、ご婦人方の笑顔が多く見られ、日頃の疲れを癒していただけたのではないでしょうか?またこの日のお宿は私達で貸し切りとなっており、夜遅くまで大いに羽根を伸ばされたのではないでしょうか?
 あっという間の2日間でしたが、この研修会が新たな出会いの場となり、そして、今後の酪農業をおおいに盛り上げていただきたいと思います。「また来年も参加したいです」との嬉しいお言葉も頂き、組合も皆様にご協力いただいたアンケートを基に、今後の研修をより良いものにと考えております。次回もご参加お待ち申し上げております。また参加された事が無い方も是非気軽にご参加ください。
 最後になりましたが、この研修会の取りまとめにご協力頂きました関係者の方々にお礼申し上げます。
 




日程 2月14日~2月25日

 □十勝地区
    中札内・更別・大樹・広尾・忠類
 □釧路地区
    標茶・浜中・厚岸
 □根室地区
    根室・別海・標津
 □網走地区
    北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・美幌・女満別・津別
 □留萌地区
    全管内

日程 3月1日~3月12日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里
 □宗谷地区
    全管内




平成22年度地区組合員協議会開催のお知らせ

1月31日(月)から2月10日(木)まで10地区で
 今年度の地区組合員協議会の開催日程が決まりましたのでお知らせいたします。本協議会は、組合の事業進捗状況の説明と、組合員の皆様の組合運営や実施事業に対するご意見やご要望を拝聴し、今後の事業計画等に反映していくため欠かすことのできない会議です。
 昨年は、宮崎県下での口蹄疫の発生に伴い、春先の北海道BWショウの中止に始まり、道内市町村・管内共進会も軒並み中止となり、10月開催の全共の予選会である北海道総合畜産共進会も1年延期を決定し、さらに全共の開催自粛と1年延期も決定されるなど、酪農関連行事はもとより一般的な催事にも影響を与え、人と物の流れが停滞した年となりました。
 また、当組合の主な事業については、春と秋の共進会、カナダ酪農視察研修、後継者育成プログラム等の行事延期や中止をはじめ、審査・体型調査事業並びに経済部斡旋事業においては地元酪農家・団体の了解を得ながらの対応となりました。
 今年2月上旬には、OIE科学委員会で清浄国復帰が認定される見込みであり、10月の全共開催とそれに関連する行事の開催に向けた準備に万全を期す次第でありますので、時節柄ご多用のことと存じますが、地元開催の組合員協議会にご出席をいただき、貴重なご意見やご要望をお聞かせ下さいますようご案内申上げます。
 なお、会議終了後には懇親会を予定していますので併せてご出席下さいますようお願いいたします。
  

  
【主な議題】
1.平成22年度事業実施状況並びに収支報告
2.平成23年度事業計画骨子(案)
3.第13回全日本ホルスタイン共進会関連
4.今後のナショナルショウの開催計画(案)
            
 
平成22年度 地 区 組 合 員 協 議 会 日 程
地  区 月 日 地  元 組 合 員 場 所
協 議 会 協 議 会
石  狩 平成23年   11:30 13:30 札幌全日空ホテル 札幌市
1月31日 (月)
十  勝 2月 1日 (火) 11:00 13:30 帯広東急イン 帯広市
釧  路 2日 (水) 13:00 15:00 釧路全日空ホテル 釧路市
根  室 3日 (木) 11:30 13:00 ウエディングプラザ 寿宴 中標津町
北  見 4日 (金) 14:00 15:00 温根湯温泉 大江本家 北見市
空知・留萌 5日 (土) 11:00 14:00 ホテル サンプラザ 岩見沢市
宗  谷 7日 (月) 11:30 14:30 ホテル大将 稚内市
上  川 8日 (火) 14:00 15:00 旭川ターミナルホテル 旭川市
胆振・日高 9日 (水) 11:30 13:30 グランドホテル ニュー王子 苫小牧市
後志・道南 10日 (木) 11:00 13:30 温泉ホテル八雲 遊楽亭 八雲町
 



□ □ 人  事  発  令 □ □ 

発 令 事 項

氏  名

出    身


(採用)

平成2311日付

登録部証明課技師を
命ずる
   






稲 山 智 明
   






遠軽町生田原





 
「ミミー」「リリー」
 これは我が家の娘、いや我が家の可愛いメス猫2匹の名前です。
 我が家で猫を飼い始めたのは30年程前、目の開いていない生後数日の捨て猫を子供が貰ってきたのがきっかけで飼い始め、老衰で亡くなった時に子供に泣かれ悲しい思いをした事から、二度と猫は飼うまいと決めていたのですが!!

 子供たち全員が家を出て夫婦二人暮らしになると、何か淋しく、妻との会話も少なく、ペット店の猫のコーナーを見てまわる日々が続いたのですが、2年前の正月、実家に年始に行ったとき“親がキツネに食べられて、残された子猫がビニールハウスの中に居る”との話。見るとまだ生後3ヵ月位の可愛いヨモギ猫(地域によっては“寅”とか?)。

 これは妻に見せて是非とも飼おうと計画。

 妻には「親がキツネに食べられて、このまま大きくなってもまたキツネに食べられるかも」と説明、ハウスへ。
 たまたま抱いた子猫が嫌がりもせず、腕の中で“スヤスヤ”。
 妻も可哀そうだから1匹飼おうかと、抱いた子猫をもらう事にしたのですが、5匹の兄弟姉妹全てが同じヨモギ模様のために違う猫が我が家に、返すのも可哀そうだからと抱いた子猫も翌日貰い2匹に。1匹の時には淋しくて夜通し泣いていた子猫も、姉妹が来ると“ニャン”とも鳴かずジャレまわるばかり。実に可愛い。
 貰ってきたときには数百グラムの子猫も今では共に4キロ弱と大きくなり、家じゅうを飛び回り、高い所から降りるときには、何か物が落ちたか?、倒れたか?、のような大きな音、また何か悪い事している!!、と、妻と顔を見合わせる日々。
 今は毎晩、ベットで可愛い娘をうで枕。妻との会話も弾んでいます。

 ペット可愛いですよ。癒されますよ。一度飼ってみてはいかがですか。

 ただし、ペットを飼ったら途中で投げ出さず、死ぬまで責任を持って飼いましょうね!!

 私も、“ペット死ぬまで自分も死ねぬ”と心に言い聞かせ、健康に気を付けて元気に頑張っています。
s.k  
 
 
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