2011-10



 
     
 第15回
北海道
総合畜産
共進会
乳用牛部門
平成23年9月3日(土)・4日(日) 北海道ホルスタイン共進会場(安平町早来)

   グランド・チャンピオン
 RCP チヤンピオン J シドニー ET 号
 置戸町 ローヤルチヤンピオンプロジエクト 出品


リザーブ・グランド・チャンピオン
 ハツピーグローリー ダンデイー エターナル ET 号
 上士幌町 熊谷 肇 氏出品
   オフィシャル・ジャッジ:カラム・マッキンベン(カナダ ケベック州 メルボルン・酪農家)
アソシエート・ジャッジ:千 葉  義 博(当組合 審査部審査担当次長)
 去る、9月3日(土)・4日(日)の2日間 安平町早来の北海道ホルスタイン共進会場においてホルスタイン種395頭、ジャージー種31頭の出品により、第15回北海道総合畜産共進会乳用牛部門が開催されました。
 この共進会は、昨年、宮崎県で発生した口蹄疫により1年延期となった大会であり、本来であれば第13回全日本ホルスタイン共進会北海道大会へ向けた予選ともなるべきものでした。しかし、東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原子力発電所事故により、全共北海道大会はやむなくの中止となった中での開催となりましたが、1年間の空白を置いた我が国最大最高レベルの共進会に、大きな注目が集まった2日間となりました。
 会期中は、数日前から危惧されていた台風12号の通過により、豪雨や強風の影響が心配されましたが、一昨年新築した広大な家畜市場の屋内施設を利用した出品牛繋留所や資材・機材展示会場に加え、急遽設営された出品者および担当者の控えテントなど、台風の被害は最小限にくい止められ、例年の大会と同様に大勢の参観者を迎え予定通り開催され、つつがなく日程を終えました。
 
左:カラム・マッキンベン(オフィシャル・ジャッジ)
右:千葉 義博 (アソシエート・ジャッジ)
 

【開会・審査第1日目】
 朝8時30分第1部の後代検定娘牛カーフクラス牛が入場する中、当組合の角倉了一副組合長による審査開始宣言により審査が開始されました。今年のオフィシャル・ジャッジはカナダから招聘したケベック州メルボルンの酪農家カラム・マッキンベン氏、アソシエート・ジャッジは当組合審査部審査担当次長の千葉義博が担当し、2日間19クラス全ての出品牛にコメントを述べながら審査が行われました。

 第1部の審査が終了し、審査講評が行われる前にオフイシャル・ジャッジのカラム・マッキンベン氏は「当共進会にオフィシャル・ジャッジとして招いていただきとても嬉しく思っており、このショウを審査出来ることをとても楽しみにしていました。」と通訳である㈱十勝畜産貿易の川俣由美子取締役を経て挨拶が述べられました。
〔ヤングブリーダーカップ〕
 第1部・第2部・第3部が終了した後に、今年で第5回となるヤングブリーダーカップ(YBC)戦が行われ、第1部2頭、第2部3頭、第3部2頭の計7頭が選出されてその覇を競いました。
 観衆の見守る中でチャンピオンに耀いたのは、中標津町の中川泰征君がリードしたセンターリバー アーブ アンナ エコー号で、リザーブチャンピオンには北見市の神田修輔君がリードしたバレルフアーム ハツピー ジヤグラー号が選ばれチャンピオンカップの贈呈が行われ、場内の参観者から盛大な拍手が贈られました。
   
ヤングブリーダーカップ チャンピオン
中標津町 中川 泰征 君
ヤングブリーダーカップ リザーブチャンピオン
北見市 神田 修輔 君
 
〔主催者挨拶・来賓祝辞〕
 第4部の出品牛が入場し審査が行われる中、主催者の第15回北海道総合畜産共進会実行委員会会長で(社)北海道酪農畜産協会の飛田稔章会長は、来賓ならびに出品者と関係団体各位に謝意を述べるとともに「東日本大震災と東電原発事故で被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げ一日も早く復旧復興出来ますことを望んでいます。同時に北海道として出来ることをしっかりとやって行きたく、お集まりの皆様にも宜しくお願いしたい。また、昨年宮崎県で発生した口蹄疫によってこの総合共進会が延期となり、2年ぶりの開催を喜んでいる所であるが、併せて延期となった第13回全日本ホルスタイン共進会北海道大会はやむなくの中止となり残念であり、いずれまたその開催をしっかり組み立てて行きたいと考えている。酪農情勢は、飼料の高騰や猛暑といった厳しい状況の中で生乳生産に影響が現れているが、皆様方のより一層のご努力をお願いしたい。国は改良増殖法に基づく家畜改良目標を設定しており、北海道においても酪農関係者が一体となり乳牛改良に取り組んでおり、本道酪農発展を目的に設立した北海道乳用牛改良委員会における検討内容が反映されている所です。本共進会は多くの牛が出品されており、日頃手塩にかけて育てた努力の成果をいかんなく発揮され上位入賞目指していただきたい。」と挨拶を述べられました。
 来賓祝辞では、参議院議員の橋本聖子様より「昨年、この地安平町で全国共進会が開催される予定が口蹄疫の発生により延期となり、今年こそはということでありましたが、3.11の東日本大震災と福島の原発事故を受け中止となってしまいました。そういった中で、被災地の皆様方そして酪農畜産関係者の皆様方には心からお見舞いを申し上げます。また、色々な形で風評被害に遭われている酪農畜産農家の方々も多数おり、皆様方の不安を取り除き、希望のもてる酪農畜産をしっかり構築していかなければならない大事な時であるので、国の立場としてしっかりとした支援体制を整えて行きたい。飼料高騰の問題や様々な理由によって生乳生産量が減少傾向にあると聞いているが、そのことに関してもしっかりとした体制を整えるとともに、大事なこととして健康産業や、予防医療において、乳牛の大切さとともに牛乳・乳製品の消費拡大を私たち政治の方からもしっかりとキャンペーンを張って行かなければならない大事なことだと思っております。これからの大きな課題はTPPの問題があり、国を挙げて国策としてしっかりと阻止をして行かなければならない問題だと思っています。慎重論、あるいは推進論など色々様々な意見がありますが、私自身はこの北海道はもとより、酪農、農業、第一次産業がしっかりとした形で日本を守って行く、その基礎、基本を作り上げて行くことが大事であり、これが国作りに繋がって行くと考えています。明日は、小学校中学校高校生のリードマンコンテストが開催されるということですが、こういった担い手の子供たち、若い方たちが将来に夢と希望を持てる酪農畜産業にして行かなければならない。今日明日と、この共進会が素晴らしい実りある大きなものであることを心からご祈念申し上げます。」と祝辞をいただきました。
実行委員会会長
(社)北海道酪農畜産協会
飛田 稔章 会長
 
参議院議員
橋本 聖子 氏
北海道農政部
羽貝 俊彦 部長
安平町
瀧 孝 町長
 北海道農政部長の羽貝俊彦様からは「昨年度、本道で初めての開催が期待されていた全日本ホルスタイン共進会は、今年起きた大震災の関係で最終的に中止という運びとなり、関係者の皆さんにとって、誠に残念な結果となってしまいました。しかしながら、この北海道総合畜産共進会は皆様方の熱い思いで本日の開催の運びとなった次第で、改めて皆様方に敬意を表します。本道を巡る酪農情勢は、様々な課題がありますが、生乳生産量は、昨年度大変な猛暑により前年度を下回りましたが、初めて全国の過半数50%を超える389万7千tとなり、加えて今年度に入り、東日本大震災の影響によって国内的な供給力の低下により本道の生乳に対する需要が伸び、北海道の役割が一段と高まっています。こうした状況の中、本道の酪農がその役割をしっかりと担っていくためには広大で恵まれた飼料基盤を最大限に活用しながら、土と草と牛、資源を循環した酪農経営の実現を目指すことが何よりも重要であると考えております。本日から明日にかけて開催されるこの共進会は、これまでの改良の成果を競うものであり、今後の本道酪農の発展を支える礎となるものです。日頃より手塩にかけた素晴らしい牛で全道各地から予選を勝ち抜いてこられた皆様におかれましては、これまでの取り組みの成果を充分に披露されてこの大会を大いに盛り上げていただきたい。」と祝辞をいただきました。
 安平町長の瀧孝様からは「総合畜産共進会が、このように多くの皆様のご参加のもとに盛大に当町で開催していただきましたこと心からご歓迎を申し上げお喜びを申し上げたい。今日は台風12号の影響で北海道も含め日本列島で災害が発生していて、3.11の東日本大震災も非常に大きな被害を被っております。幸いにして当町は名前が安平ということで、漢字が示す通り本当に安全安心の平和な町であります。災害の少ない当町でこのような大きな共進会や全日本共進会が行われる予定に、町民の力を借りて是非5年に1度の大会を成功させようと意気込んでおりましたが、大震災の影響で中止になってしまいました。将来に向けて、皆様と一緒にこの共進会を更に盛り上げて行ってこの会場で再び全日本共進会が開催されることを熱望して止まない所です。今日全道各地から多くの酪農家の皆様、生産者の皆様に素晴らしい乳用牛を出品していただきましたこと、地元として心からお礼を申し上げ、盛会裡にこの共進会が開催されますことをお祈り申し上げます。」と祝辞をいただきました。
 その後、ご来賓の方々のご紹介を行い主催者・来賓挨拶を終了いたしました。
  
〔審査進行:第1日午前〕
 午前中の審査では、第1部で101号(別海町佐藤正一さん)、第2部で242号(広尾町佐藤孝一さん)、第3部で304号(大樹町木村博文さん)、第4部で421号(清水町㈲田中牧場)、第5部で509号(釧路市㈱敬和ファーム)、第6部で618号(北見市吉野英之さん)が1等賞1席となりました。   

〔後代検定娘牛〕
 後代検定に対する理解を深めてもらい普及推進を図ることを目的に設けられた部として、第1部後代検定娘牛カーフクラスで21頭、第7部の後代検定娘牛2歳クラスは20頭、第8部後代検定娘牛3歳クラスは17頭の出品となり、後代検定による改良成果が示されました。

〔審査進行:第1日午後〕
 午後の審査では、第7部で713号(佐呂間町LakeView ホルスタイン)、第8部で806号(別海町佐久間淳さん)、第9部で913号(陸別町㈲編田牧場)、第10部で1025号(遠軽町情野修さん)、第11部で1124号(大樹町角倉了一さん)第12部で1213号(上士幌町熊谷肇さん)が1等賞1席となりました。

 オフィシャル・ジャッジのカラム・マッキンベン氏は、クラスが進むにつれ、与えられた任務を心の底から楽しんでいるかのような表情を随所に見せ、決定する序列を千葉アソシエート・ジャッジと確認しながら、快活かつスピーディに審査を進めていました。
 
   
      
 
 

【付帯行事・ジュニア酪農教室】
 1日目の審査終了後に開催されたジュニア酪農教室は、道内9クラブ42名のジュニアホルスタインクラブの会員と、翌日のリードマンコンテストに出場するジュニアが参加し、本大会のアソシエート・ジャッジである千葉審査部審査担当次長が講師となり、牛のリード技術について勉強しました。
【審査第2日目】
〔リードマンコンテスト〕
 翌2日目、朝8時30分から小・中学生の部と高校生の部のリードマンコンテストが行われ、前夜開催のジュニア酪農教室で勉強したリードの仕方を実践し、その成果を競い合いました。今年のリードマンコンテストは小・中学生の部1クラス、高校生の部1クラスの計2クラスでコンテストが行われました。
〔審査進行:第2日〕
 審査は、第13部から開始され、第13部で1302号(恵庭市㈲福屋牧場)、第14部で1406号(弟子屈町江上和彦さん)、第15部で1501号(置戸町ローヤルチヤンピオンプロジエクト)が1等賞1席となりました。
 第15部の成年クラスでは、北海道総合畜産共進会及びナショナルショウに5回以上の出品牛として、釧路市㈱敬和ファーム出品の1519号TMF ダーハム アン センビユー 号が、生涯生産性の向上およびホルスタイン種改良の模範となるとして表彰されました。
総合共進会・ナショナルショウ5回以上出品牛
1519 TMF ダーハム アン センビュー 号
釧路市 ㈱敬和ファーム
〔審査進行:ジャージー種〕
 ジャージー種の審査は、第16部から開始され、第16部で1603号(剣淵町石田守さん)、第17部で1706号(清水町㈲田中牧場)、第18部で1811号(北広島市岩田政彦さん)、第19部で1909号(訓子府町渡邉正昇さん)が1等賞1席となりました。

【チャンピオン決定審査】
 ショウも終盤を迎え本共進会の副会長である北良治組合長は、来賓各位・関係団体・関係者にお礼を述べるとともに、2日間に亘り精力的に審査を行っていただいたオフィシャル・ジャッジのカラム・マッキンベン氏とアソシエート・ジャッジの当組合千葉審査部担当次長に感謝とお礼を述べました。また、北組合長は「第13回全日本ホルスタイン共進会北海道大会は中止となったが、今後の開催については、日本ホルスタイン登録協会の理事会において2015年に開催することが決定し、その候補地については日ホの企画委員会で協議している所であり、来年の6月には次回開催地が報告できるものと考えている。日ホとしては全共の火は消さないことが確認されており、本日このあと全国各地から日ホの役員が参集して理事会を開催するが、この総合共進会にあたり現地を確認していただき、新しくなった施設を見ていただきながら今後の方向を議論していきたいと考えている。」と結びました。
 いよいよチャンピオン決定の時を迎え、ホルスタイン種とジャージー種の各クラス1等賞1席・2席牛37頭がリングを一周したのち整列しチャンピオンが選出されました。
〔ジャージー種部門〕
 ジュニア チャンピオンには、剣淵町石田守さん出品の1603号牛(未経産ジュニアクラス)オールダーランド B イブニング スター 972 ET 号が選出され、リザーブには、清水町㈲田中牧場出品の1706号牛(未経産シニアクラス)アサナベ VR アワルア イチニイチニ 号が選出されました。
 シニア チャンピオンには、北広島市岩田政彦さん出品の1811号牛(3歳未満クラス)アサナベ VR ルイス ゴールド マリリン 号が選出され、リザーブには、訓子府町渡邉正昇さん出品の1909号牛(3歳以上クラス)グリーンパスチヤー MC ヴインデイケーシヨン イワテ 号が選出されました。
〔ホルスタイン種部門〕
 ジュニア チャンピオンには、広尾町佐藤孝一さん出品の242号牛(未経産ジュニアクラス) TMF ブレーク ウイルデイ ビスタ 号が選出され、リザーブには、江別市中田和孝さん出品の208号牛(未経産ジュニアクラス)ミツドフイールド H.P キヤロル ET 号が選出されました。
 インターミディエイト チャンピオンには、上士幌町熊谷肇さん出品の1213号牛(シニア3歳クラス)ハツピーグローリー ダンデイー エターナル ET 号が選出され、リザーブには、清水町㈲田中牧場出品の1232号牛(シニア3歳クラス)TMF アデイン ダンデイー チーフ ET 号が選出されました。
 シニア チャンピオンには、置戸町 ローヤルチヤンピオンプロジエクト出品の1501号牛(成年クラス)RCP チヤンピオン J シドニー ET 号が選出され、リザーブには、恵庭市㈲福屋牧場出品の1302号牛(4歳クラス)エルムレーン フアイナル ベスト 号が選出されました。
 これら6頭が中央に整列してグランド・チャンピオン決定の時が到来しました。オフィシャル・ジャッジのカラム・マッキンベン氏は、出品者・関係者の方々と千葉アソシエート・ジャッジにお礼の挨拶を述べ「本当に楽しく審査をさせていただいた。もちろん、皆様が私の決定したこと全てに同意していないことは解っています。しかし、皆様は絶対に私と同意していることも有ると思います。このショウの品質は非常に高く、素晴らしいバランスのとれた、素晴らしい乳用性をもった牛たちが出てきました。私は今から、グランド・チャンピオンとリザーブ・グランド・チャンピオンを選びます。それを非常に楽しみにしています。」と述べた後、高らかなファンファーレが鳴る中をクライマックスへと歩み出しました。
 先に尻を叩かれた1501号牛RCP チヤンピオン J シドニー ET 号がグランド・チャンピオンに、次に尻を叩かれた1213号牛ハツピーグローリー ダンデイー エターナル ET 号がリザーブ・グランド・チャンピオンとなりました。
 オフィシャル・ジャッジはグランド・チャンピオンには「成牛がこのような状態で出て来たのなら、グランド・チャンピオンに選ばざるを得ないでしょう。素晴らしい乳器を持っています。乳静脈が美しく発達し、乳房の付着が強く深く、優れた素晴らしい骨格を持っています。」と述べ、リザーブグランド・チャンピオンには「本当に素晴らしいショウカウで、品位に飛んでいます。」と評しました。
グランド・チャンピオン
1501 RCP チヤンピオン J シドニ- ET
置戸町 ロ-ヤルチヤンピオンプロジエクト
リザーブ・グランド・チャンピオン
1213 ハツピ-グロ-リ- ダンデイ- エタ-ナル ET
上士幌町 熊谷 肇さん
 審査会場は、グランド・チャンピオンとリザーブ・グランド・チャンピオンの決定に大きな歓声と盛大な拍手が沸き起こり、表彰後には受賞者の栄誉を称え多くの人達が会場内に入り、受賞牛を囲み祝福が行われ、大きな喜びの尽きない中、角倉了一副組合長の閉会宣言を以て第15回北海道総合畜産共進会乳用牛部門が閉幕しました。

審 査 総 評

 ジュニアチャンピオンは、自分が審査した中でも本当に良い牛だと思います。カナダのビックショウに出ても、1位を取れるのではないかと思う位です。月齢に対して大きさがありました。
 インターミディエイトチャンピオンは、とても質が高かったと思います。
 特にシニア3歳クラスの上位4~5頭は本当にレベルが高かったと思います。
 シニアチャンピオンは、乳牛に求めているものを持っていたのではないでしょうか。力強さ、乳用性、バランス、優れた乳器を持っておりました。
 2日間を通して、ホルスタインの各クラスの1位は全てに素晴らしい牛がいました。
 グランド、リザーブグランド、インターミディエイト、リザーブインターミディエイトのチャンピオン牛は、北米のショウに行っても良い位置に入り、大きなショウで充分通用すると思います。
 全般を通じて、質の高いショウに感心しました。
 今回が3回目の来日で、出品者は以前の審査した時に比べ、準備やリードの仕方などが改善されていて、指示に対して素早く移動してくれたことにとても感心しました。
 運営については、リングはシェービングが良く、埃が立たなく素晴らしい状況で、良く組織された運営であると感心しました。
 もし、何かを変えるとしたら、インターミディエイトチャンピオンを決定する候補牛を、2日間スタンバイするのは大変なことであるので、それを改善して欲しいと思います。変えたいとすればそれ位しかないほどの完璧な運営でした。
(会場インタビューにて)
    オフィシャル・ジャッジ   カラム・マッキンベン 
              [カナダ ケベック州 メルボルン・酪農家]
アソシエート・ジャッジ   千 葉  義 博
  [北海道ホルスタイン農業協同組合審査部審査担当次長]
ホルスタイン種 地区別・入賞頭数と入賞率
地 区 出品 入賞頭数 入賞率(%)
頭数 1等 2等 1等 1・2等
石 狩 31 5 12 17 16.1 54.8
空 知 15 6 6 40.0
上 川 23 7 7 30.4
後 志 17 1 3 4 5.9 23.5
道 南 19 4 4 21.1
胆 振 16 7 7 43.8
日 高 12 1 2 3 8.3 25.0
十 勝 65 32 24 56 49.2 86.2
釧 路 42 12 16 28 28.6 66.7
根 室 56 9 21 30 16.1 53.6
網 走 48 14 20 34 29.2 70.8
宗 谷 29 2 13 15 6.9 51.7
留 萌 22 4 10 14 18.2 63.6
合 計 395 80 145 225    
種雄牛別出品頭数および入賞率(娘牛7頭以上)
種雄牛名号 娘牛出 入賞頭数 1・2等
品頭数 1等 2等  入賞率 (%)
 ブレイデ-ル ゴ-ルドウイン 40 12 15 27 67.5
 レ-ガンクレスト ダンデイ- ET 31 7 11 18 58.1
 レ-ガンクレスト エルトン ダ-ハム ET 22 4 9 13 59.1
 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET 18 7 4 11 61.1
 ロイレ-ン ジヨ-ダン ET 17 2 5 7 41.2
 KHW カイト アドベント RED ET 17 3 9 12 70.6
 ジエンマ-ク スト-マテイツク サンチエス 17 6 3 9 52.9
 パ-シユ-ト セプテンバ- スト-ム ET 14 2 3 5 35.7
 ゴ-ルデンオ-クス ST アレキサンダ- ET 13 0 5 5 38.5
 サンデイバレ- ブル-ブラツド ET 10 2 4 6 60.0
 ウイルコツクスビユ- ジヤスパ- ET 7 2 3 5 71.4



ホルスタイン種
写真提供:㈱ホルスタイン・マガジン社
グランド・チャンピオン
(シニア・チャンピオン)
第15部 成年クラス 1位
1501
RCP チヤンピオン J シドニー ET 17.9.27生
 父牛:カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
 母牛:デスポインテス ジエイムズ シドニー
3歳9月 2産 2回 305日 M11,883kg F417kg 3.5% 5歳10月 91点
出品者:置戸町 ローヤルチヤンピオンプロジエクト
繁殖者:カナダ ファーム デスポインテス ホルスタイン
       
リザーブ・グランド・チャンピオン
(インターミディエイト・チャンピオン)
第12部 シニア3歳クラス 1位
1213
ハツピーグローリー ダンデイー エターナル ET 20.2.9生
 父牛:レーガンクレスト ダンデイー ET
 母牛:バドジヨン ストーム エクセレンシー
2歳3月 1産 2回 294日 M9,056 F309kg 3.4% 2歳5月 84点
出品者:上士幌町 熊谷 肇
繁殖者:   〃   小椋 茂敏
 
ジュニア・チャンピオン
第2部 未経産ジュニアクラス 1位
  リザーブ・ジュニア・チャンピオン
第2部 未経産ジュニアクラス 2位
 
242
TMF ブレーク ウイルデイ ビスタ 22.8.2生
 父:パームクレスト ブレークアウト ET
出品者:広尾町 佐藤 孝一
繁殖者:清水町 ㈲田中牧場
  208
ミツドフイールド H.P キヤロル ET 22.9.21生
 父:ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
出品者:江別市 中田 和孝
繁殖者:アメリカ ウオーレーガン ファームス
リザーブ・インターミディエイト・チャンピオン
第12部 シニア3歳クラス 2位
  リザーブ・シニア・チャンピオン
第13部 4歳クラス 1位
 
1232
TMF アデイン ダンデイー チーフ ET 19.11.4生
 父:レーガンクレスト ダンデイー ET
出品者:清水町 ㈲田中牧場
繁殖者:アメリカ キングステッド フアーム & バトラー
1302
エルムレーン フアイナル ベスト 19.9.22生
 父:ジレツト フアイナル カツト ET
出品者:恵庭市 ㈲福屋牧場
繁殖者:   同上
ヤングブリーダーカップ
チャンピオン
(第2部未経産ジュニアクラス)

リザーブ・チャンピオン
(第2部未経産ジュニアクラス)
 
222
センターリバー アーブ アンナ エコー 22.8.23生
 父:アーバクレス ダミオン
出品者:中標津町 中川 泰征
繁殖者:  〃   中川 将
244
バレルフアーム ハツピー ジヤグラー 22.8.1生
 父:シルキー ギブソン ET
出品者:北見市 神田 修輔
繁殖者: 〃  神田 典廣
第1部 後代検定娘牛カーフクラス 1位 第3部 未経産ジュニアミドルクラス 1位
 
101
トライデイ ダンデイ ノマド 22.9.26生
 父:アルタジエン マンフレツド ノマド ET
出品者:別海町 佐藤 正一
繁殖者:   同上
304
ローヤルランド ミルキー S チヤンピオン 
                      22.7.15生
 父: カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
出品者:大樹町 木村 博文
繁殖者:   同上
第4部 未経産ミドルクラス 1位 第5部 未経産シニアミドルクラス 1位
 
421
TMF ストーマテイツク アジー ビスタ ET 22.4.17生
 父:コムスター ストーマテイツク ET
出品者:清水町 ㈲田中牧場
繁殖者:   同上
509
KWF サンチエリア ダーハム ビユー 22.3.1生
 父:ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
出品者:釧路市 ㈱敬和ファ-ム
繁殖者:   同上
第6部 未経産シニアクラス 1位 第7部 後代検定娘牛2歳クラス 1位
 
618
ヨシノフアーム ジヤーランチエ ダビンチ 
713
クリーン アレンフアーム リヴエレスト エモーシヨン
 21.12.2生  21.1.20生
 父:レーガンクレスト ダンデイー ET
出品者:北見市 吉野 英之
繁殖者: 〃  吉野 尚司
  
 父:コムスター リヴエレスト ET
出品者:佐呂間町 Lake View ホルスタイン
繁殖者:遠軽町  ㈲稲山牧場
第8部 後代検定娘牛3歳クラス 1位 第9部 ジュニア2歳クラス 1位
 
806
メリーランド バリアント ブルーレイ 20.5.24生
 父:サンデイバレー ブルーブラツド ET
出品者:別海町 佐久間 淳
繁殖者: 〃  佐久間 清
913
アミダ リトアース ゴールドウイン マリア
                     21.6.21生
 父:ブレイデール ゴールドウイン
出品者:陸別町 ㈲編田牧場
繁殖者:   同上
第10部 シニア2歳クラス 1位 第11部 ジュニア3歳クラス 1位
 
1025
パツシヨンランド ゴールド デリア 20.11.17生
 父:ブレイデール ゴールドウイン
出品者:遠軽町 情野 修
繁殖者:   同上
1124
スミツクランド アイボリー ユー テラソン
                     20.4.4生
 父:インウツド テラソン
出品者:大樹町 角倉 了一
繁殖者:   同上
第14部 5歳クラス 1位
各部1等1・2席牛/LineUp


 
1406
インレツト グリーン フラワー  18.9.7生
 父:フユーステツド エモリー ブリツツ ET
出品者:弟子屈町 江上 和彦
繁殖者:    同上

ホルスタイン種 各部1等賞牛 (5頭未満:上位5頭)
第1部 後代検定娘牛カーフクラス
 
1部1等1席  1部1等2席 
出品No 名号 生年月日 父牛
  出品者    /繁殖者
1 101 トライデイ ダンデイ ノマド 22.9.26 アルタジエン マンフレツド ノマド ET
  別海町 佐藤 正一  
2 117 オークリーフ サラ アレン 22.7.27 ミツドフイールド C C M アレン ET
  津別町 柏葉 俊 / 津別町 柏葉 孝雄
3 110 フオレツクス アラン プリーズン コウケン 22.8.27 レークランド M プリーズン ET
  中札内村 森 淑嗣  
4 119 オグラフアーム ノースガール ウイル 22.7.13 タイデイブルツク ダツチボーイ ウイル ET
   芽室町 小倉 正  
5 106 デイベロツプ サンバレー ブルーチユン 22.9.12 サンデイバレー ブルーブラツド ET
美瑛町 稲川 利昭 / 美瑛町 稲川 昇

第2部 未経産ジュニアクラス
2部1等1席 2部1等2席
1 242 TMF ブレーク ウイルデイ ビスタ 22.8.2 パームクレスト ブレークアウト ET
広尾町 佐藤 孝一 / 清水町 ㈲田中牧場
2 208 ミツドフイールド H.P キヤロル ET 22.9.21 ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
江別市 中田 和孝 / USA ウオーレーガン ファームス
3 232 セジス ビユーテイ クリーメル サンチエス 22.8.15 ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
清水町 高橋 喜一 / 清水町 高橋 徳男
4 235 ピユアナツツ セプテンバー ローズ 22.8.11 パーシユート セプテンバー ストーム ET
別海町 清實 一喜 / 別海町 清實 喜昭
5 236  ローヤルランド ポーラ チヤンピオン 22.8.10 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
大樹町 木村 博文
6 227 ブライトランド ジヤスパー ラブ フラワー 22.8.19 ウイルコツクスビユー ジヤスパー ET
弟子屈町 坪井 泰憲
7 207 TMF ノースフイールド ダンデイー エイリーン ET 22.9.21 レーガンクレスト ダンデイー ET
北広島市 岩田 政彦 / 幌延町 無量谷 貢
第3部 未経産ジュニアミドルクラス
3部1等1席 3部1等2席
1 304 ローヤルランド ミルキー S チヤンピオン 22.7.15 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
大樹町 木村 博文
2 336 スミーデール デイープ ロイ フロステイー 22.6.1 ロイレーン ジヨーダン ET
芽室町 鈴木 進
3 328 TMF レナーグリン サンチエス デブラ ET 22.6.6 ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
清水町 ㈲田中牧場 / カナダ ルックアウト ホルスタイン
4 324 キヤメリア チヤンピオン オリビア ET 22.6.10 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
北見市 ㈲小野牧場
5 317  ハツピーランド チヤンピオン エレナ 22.6.25 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
弟子屈町 吉田 雄貴 / 弟子屈町 吉田 良文
 6 306 メモリー ジヤランチエ サンセツト 22.7.14 ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
  別海町 北村 篤
第4部 未経産ミドルクラス
4部1等1席 4部1等2席
1 421 TMF ストーマテイツク アジー ビスタ ET 22.4.17 コムスター ストーマテイツク ET
清水町 ㈲田中牧場
2 410 パインランド アトラス ローヤルテイ 22.4.28 MD-デライト ダーハム アトラス ET
興部町 ㈲パインランドデーリィ
3 430 ハイロード サンチエス チヤーム 22.4.1 ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
上士幌町 小椋 淳一
4 419 ミーンズバンチ チヤンピオン マリナー 22.4.19 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
本別町 幕内 久高 / 本別町 幕内 由房
5 408 スプレー ダンデイー ブラツク 22.5.2 レーガンクレスト ダンデイー ET
湧別町 松原 貢
第5部 未経産シニアミドルクラス
5部1等1席 5部1等2席
1 509 KWF サンチエリア ダーハム ビユー 22.3.1 ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス
釧路市  ㈱敬和ファーム
2 526 スタークマツクス エコー テイクバツク 22.2.2 KHW カイト アドベント RED ET
訓子府町 安岡 祐一 / 訓子府町 安岡 勝美
3 520 グリームグリーン スポフオード キヤメロン 22.2.8 ウインデイノールビユー パワー ET
江別市  高橋 栄 / 千歳市  山林 敏幸
4 508 ビクトリア ウオール パラダイス デイアナ 22.3.7 シーダーウオール スパイアート
紋別市  永峰 勝利 / 紋別市  永峰 拓人
5 524 サニーフイールド JK ゴールド エモーシヨン 22.2.3 ブレイデール ゴールドウイン
帯広市  野原 幸治
第6部 未経産シニアクラス
6部1等1席 6部1等2席
1 618 ヨシノフアーム ジヤーランチエ ダビンチ 21.12.2 レーガンクレスト ダンデイー ET
北見市  吉野 英之 / 北見市 吉野 尚司
2 616 ハーラ チヤンピオン マリー 21.12.3 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
佐呂間町 原田 良一
3 605 レデイスマナー ダミオン リザマリー 22.1.8 アーバクレス ダミオン
広尾町  佐藤 孝一 / 更別村 天野 洋一
4 615 クリーン HL テンプター 21.12.6 ハピイイースト アール エス テンプター ET
芽室町  小倉 正 / 遠軽町 ㈲稲山牧場
5 609 アミダ ライトニング エース 21.12.27 サー ライナーウエイ ライトニング ET
陸別町  ㈲編田牧場
第7部 後代検定娘牛2歳クラス※名号前の(BU)はベストアダー (2BU)はセカンドベストアダー (BP)はベストプロダクション
7部1等1席 7部1等2席
1 713 (BU)
クリーン アレンフアーム リヴエレスト エモーシヨン
21.1.20 コムスター リヴエレスト ET
佐呂間町 Lake View ホルスタイン /遠軽町 ㈲稲山牧場
2 720 ドリームフイールド リードマン マタドーア 20.10.4 ノリツタ エアロスター リードマン ET
帯広市 村上 敦俊 / 帯広市 村上 宗寛
3 704 (2BU)
ノース ジエラルデイン ブラツク フエイス
21.6.29 テイーウエーブ ホリ フリスキー オール ブラツクス
幕別町 久保田 良幸
4 708 エツセンス ジユピター ラデユツク 21.4.6 ヘンカシーン ジユピター ET
豊富町 栗城 一貴 / 豊富町 栗城 一憲
5 710 ノースランド ブルーブラツト チヤンピオン 21.4.3 サンデイバレー ブルーブラツド ET
遠別町 北島 繁幸
第8部 後代検定娘牛3歳クラス
8部1等1席 8部1等2席
1 806 (BU)
メリーランド バリアント ブルーレイ
20.5.24 サンデイバレー ブルーブラツド ET
別海町 佐久間 淳 / 別海町 佐久間 清
2 813 ハイブリツジ ボツクス デージー 19.12.3 レデイスマナー ブラツク ボツクス ET
標茶町 高橋 正典
3 802 (2BU)
カリスマ スパイラル フリーダム
20.9.13 ジレツト テイーウエーブ スパイラル ET
白糠町 松田 浩二 / 白糠町 松田 修人
4 810 ニセコヌプリ カウント ノエル 20.3.27 ロイレーン ジエスロ ET
ニセコ町 ㈱高橋牧場 / ニセコ町 高橋守 第二牧場
5 816 MS アルタ フレツド 19.11.12 アルタジエン マンフレツド ノマド ET
湧別町 菅井 慎也 / 湧別町 菅井 正寿
第9部 ジュニア2歳クラス
9部1等1席 9部1等2席
1 913 (BU)
アミダ リトアース ゴールドウイン マリア
21.6.21 ブレイデール ゴールドウイン
陸別町 ㈲編田牧場
2 928 (2BU)
フオーカスト ドルマン チヤーマー
21.4.17 レーガンクレスト ドルマン ET
苫前町 丹羽 秀樹
3 914 セジス ビユーテイ デリー アドベント マウイ 21.6.18 KHW カイト アドベント RED ET
清水町 高橋 喜一 / 清水町 高橋 徳男
4 911 ハニーデール ジヤスパー リアン ET 21.6.26 ウイルコツクスビユー ジヤスパー ET
上士幌町 高木 雄大 / カナダ ファーム ローランデール
5 903 ケネカランド ジヨイフル ダンカン D ET 21.9.5 レーガンクレスト エルトン ダーハム ET
中標津町 ㈱ケネカランド
6 901 リラフアーム GW パフユーム ET 21.10.5 ブレイデール ゴールドウイン
標茶町  熊谷 牧人
第10部 シニア2歳クラス
10部1等1席 10部1等2席
1 1025 (BU)
パツシヨンランド ゴールド デリア
20.11.17 ブレイデール ゴールドウイン
遠軽町 情野 修
2 1008 フアインデール プレシヤス ゴールド パラダイス 21.2.8 ブレイデール ゴールドウイン
別海町 丹羽 博文
3 1024 (2BU)
レツドブリツク リステル コプシー
20.11.29 リステル ラデユツク ET
遠別町 佐久間 陽生
4 1012 フアインデール ゴールドウイン サマー 21.1.18 ブレイデール ゴールドウイン
標茶町 渋谷 健史郎 / 標茶町 渋谷 祥之介
5 1010 TMF レデイス ロイ ルビテツト ET 21.1.30 ロイレーン ジヨーダン ET
清水町 ㈲田中牧場 / 更別村 天野 洋一
6 1013 エツセンス ダーハム ゴールド アポロ 21.1.9 レーガンクレスト エルトン ダーハム ET
豊富町 栗城 一貴 /豊富町 栗城 一憲
第11部 ジュニア3歳クラス
11部1等1席 11部1等2席
1 1124 (BU)
スミツクランド アイボリー ユー テラソン
20.4.4 インウツド テラソン
大樹町 角倉 了一
2 1102 バージニア アドベント シヤリオ 20.8.24 KHW カイト アドベント RED ET
更別村 今村 慎吾 / 更別村 今村 敏幸
3 1125 (BP)
ローヤルランド ジユーデイ カツトラー
20.4.2 ジレツト フアイナル カツト ET
大樹町  木村 博文
4 1104 ハピイイースト クイーン オブ ダーシヤ 20.8.6 アーバクレス ダミオン
中標津町 福村 稔
5 1114 DH デポ デイージエー マテツク 20.6.18 コムスター ストーマテイツク ET
北見市  山内 誠 / 北見市 山内 隆
第12部 シニア3歳クラス
12部1等1席 12部1等2席
1 1213 (BU)
ハツピーグローリー ダンデイー エターナル ET
20.2.9 レーガンクレスト ダンデイー ET
上士幌町 熊谷 肇 / 上士幌町 小椋 茂敏
2 1232 TMF アデイン ダンデイー チーフ ET 19.11.4 レーガンクレスト ダンデイー ET
清水町  ㈲田中牧場 / USA キングステッド フアーム&バトラ-
3 1220 ウイナーマイン GW レイチエル 20.1.1 ブレイデール ゴールドウイン
広尾町  山本 勝己
4 1207 (2BU)
ブライトランド ゴールドウイン シエラ
20.2.26 ブレイデール ゴールドウイン
弟子屈町 坪井 泰憲
5 1223 インレツト グリーン R D カーラ 19.12.19 デスポインテス サルバドー ET
弟子屈町 江上 和彦
6 1215 アミダ フアースト ダンデイー サクラ 20.1.18 レーガンクレスト ダンデイー ET
陸別町  ㈲編田牧場 / 陸別町 編田 栄二
第13部 4歳クラス
13部1等1席 13部1等2席
1 1302 (BU)
エルムレーン フアイナル ベスト
19.9.22 ジレツト フアイナル カツト ET
恵庭市 ㈲福屋牧場
2 1319 (2BU)
ノーズヒル ジヤーナリスト ウイン ET
19.3.28 ブレイデール ゴールドウイン
中標津町 佐藤 広光
3 1311 2 オーキツド ホワイト ビースター ゴールドウイン 19.6.28 ブレイデール ゴールドウイン
日高町  日高ドリームストリートクラブ / 恵庭市 山縣 泰彦
4 1314 ハイロード ゴールデン エリート 19.6.12 ブレイデール ゴールドウイン
上士幌町 小椋 淳一
 5 1327 (BP)
エンブレムK ゴールドウイン アリレナ ET
18.12.20 ブレイデール ゴールドウイン
大樹町  穀内 和夫 / USA フロイド & ロイド バウマン
6 1310 K.S ポリー クレイタス アイリン エー フタゴ 19.7.5 コムスター アウトサイド ET
標茶町  鈴木 重充
第14部 5歳クラス
14部1等1席 14部1等2席
1 1406 (BU)
インレツト グリーン フラワー
18.9.7 フユーステツド エモリー ブリツツ ET
弟子屈町 江上 和彦
2 1426 フリーリ ルーベンス デール 17.11.6 セントボビテツク ルーベンス ET
江別市  百瀬 誠記
3 1404 レツドブリツク P グレン 18.9.15 パーシユート セプテンバー ストーム ET
遠別町  佐久間 陽生
4 1415 (2BU)
YMD ソブリン ダビユーク ユリア RED
18.5.4 ヘブンリー ダーハム ダビユーク ET
別海町  山田 博和
5 1422 (BP)
サクランド スプリンター マーク ダンデイ
18.1.28 レーガンクレスト ダンデイー ET
士幌町  山岸 剛 / 士幌町 山岸 均
第15部 成年クラス
15部1等1席 15部1等2席
1 1501 (BU)
RCP チヤンピオン J シドニー ET
17.9.27 カルブレツトアイ H H チヤンピオン ET
置戸町 ローヤルチヤンピオンプロジエクト /カナダ ファームデスポインテスホルスタイン
2 1502 オークリーフ DJ ビヨンセ 17.9.5 マークウエル ダーハム デイージエイ ET
津別町 柏葉 俊 / 津別町 柏葉 孝雄
3 1519 (2BU)
TMF ダーハム アン センビユー
16.4.18 レーガンクレスト エルトン ダーハム ET
釧路市 ㈱敬和ファーム / 清水町 ㈲田中牧場
4 1506 ベルベツト ダーハム ジエシカ 17.2.3 レーガンクレスト エルトン ダーハム ET
清水町  浅野 典英
5 1515 ハイロード クストー エクスプレス ET 16.9.3 シルキー クストー ET
上士幌町 小椋 淳一 / 上士幌町 小椋 茂敏
  
ジャージー種
ジュニア・チャンピオン
第16部 未経産ジュニアクラス 1位
リザーブ・ジュニア・チャンピオン
第17部 未経産シニアクラス 1位
1603
オールダーランド B イブニング スター 972 ET
                      22.6.20生
 父:SC ゴールド ダスト パラマウント イアトーラ ET
出品者:剣淵町 石田 守
繁殖者:   同上
1706
アサナベ VR アワルア イチニイチニ 21.12.12生
 父:アリスーザ フアラー バーテイゴー ET
出品者:清水町 ㈲田中牧場
繁殖者:岡山県 筒井 大悟
シニア・チャンピオン
第18部 3歳未満クラス 1位
リザーブ・シニア・チャンピオン
第19部 3歳以上クラス 1位
1811
アサナベ VR ルイス ゴールド マリリン 21.3.20生
 父:アリスーザ フアラー バーテイゴー ET
出品者:北広島市 岩田 政彦
繁殖者:岡山県  筒井 大悟
1909
グリーンパスチヤー MC ヴインデイケーシヨン イワテ
                      19.4.25生
 父:ヴインデイケーシヨン
出品者:訓子府町 渡邉 正昇
繁殖者:    同上
ジャージー種各部1等賞牛 (3頭未満:上位3頭)
第16部 未経産ジュニアクラス
16部1等1席 16部1等2席
1 1603 オールダーランド B
     イブニング スター 972 ET
22.6.20 SC ゴールド ダスト パラマウント イアトーラ ET
剣淵町 石田 守
2 1601 ケニフロウ ミスター クララ 22.7.26 スイトン JW ミスター チーフ ET
帯広市 加藤 賢一
3 1604 アサナベ SH ビリー ジーン 22.5.21 アンドレア ザ シヨーグン
広尾町 佐藤 孝一   / 岡山県 筒井 大悟 
第17部 未経産シニアクラス
17部1等1席 17部1等2席
1 1706 アサナベ VR アワルア イチニイチニ 21.12.12 アリスーザ フアラー バーテイゴー ET
清水町 ㈲田中牧場 / 岡山県 筒井 大悟
2 1703 アサナベ IT ルイス スビンダル 22.2.24 SC ゴールド ダスト パラマウント イアトーラ ET
清水町 ㈲田中牧場 / 岡山県 筒井 大悟
3 1701 クリーン ジエイソン グレン 22.4.3 フオレスト グレン ジユデス ジエイソン ET
   北見市 J-MEGジャージーズ / 遠軽町 ㈲稲山牧場
第18部 3歳未満クラス
18部1等1席 18部1等2席
1 1811 (BU)
アサナベ VR ルイス ゴールド マリリン
21.3.20 アリスーザ フアラー バーテイゴー ET
北広島市 岩田 政彦 / 岡山県 筒井 大悟
2 1802 ピードモント マーサ ドリア ET 21.9.19 ラピツド ベイ リシユアクシヨン ET
広尾町 川崎 正幸 / カナダ スティーブン ボーランド
3 1812 アサナベ IT アザ モンマルトル 21.1.11 SC ゴールド ダスト パラマウント イアトーラ ET
清水町 ㈲田中牧場   / 岡山県 筒井 大悟
第19部 3歳以上クラス
19部1等1席 19部1等2席
1 1909 (BU)
グリーンパスチヤー MC ヴインデイケーシヨン イワテ
19.4.25 ヴインデイケーシヨン
訓子府町 渡邉 正昇
2 1911 ケニフロウ チエアマン ダウイン メグ ET 18.5.15 ジプラツト ベルズ チエアマン ET
帯広市  加藤 賢一 /カナダ モーデール ジャージー
3 1908 サクランド ホイツスラー パピヨン ET 19.8.2 ラピツド ベイ リシユアクシヨン ET
  士幌町  山岸 剛   /カナダ ルックアウト ファームス
 
 
リードマンコンテスト
  小・中学生の部
1 A06 更別町 天野 雄介 (中3)
2 A03 中標津町 中川 泰征 (小6)
3 A02 美瑛町 稲川 翔哉 (小6)
4 A04 幌延町 板垣 真穂 (中1)
5 A07 美瑛町 稲川 智美 (中3)
 
     
  
  高校生の部
1 B06 江別市 三村 憲二 (高2)
2 B12 遠軽町 情野 祐樹 (高3)
3 B13 日高町 立石 奈恵 (高3)
4 B10 別海町 伊藤 真幸 (高3)
5 B02 江別市 坂部 友耶 (高1)
 
         



平成23年 ゴールデン ナシヨナル セール盛会裡に終了
最高価格281万円
200万円台3頭 平均価格101万円台で取引
 第15回北海道総合畜産共進会(乳用牛部門)の付帯行事として開催した、ゴールデン ナシヨナル セールが9月3日(土)シヨウ第1日目終了後に行われ、3年振りと言うこともあり盛会な取引となりました。

 本セールは、今回で41回目を迎える日本一の乳牛セールであり、組合員はもとより、道内酪農家のご協力により、高能力・好体型、NTP上位にランクされた血統牛の娘牛、さらに世界が認める名牛のフアミリー等、魅力に満ちた優良基礎雌牛が揃いました。
 アメリカのプロのフイッター等による、毛刈りや調整を行なうなどシヨウ出品牛にも劣らぬ仕上がり状態でセリに上場いたしました。

 当初49頭の出品を予定しておりましたが、空胎や皮膚病等による欠場牛がいたものの、飛び入り(シヨウ1等賞入賞牛に限る)2頭の出場追加があり、合計41頭の出場となりました。(雌雄判別精液授精の出場頭数7頭、受精卵移植牛の出場頭数7頭含む)
トップセール牛出品者の坪井泰憲、志の美様ご夫妻
(中央)とお子様 購買者の杉浦祐幸様(右端)

 一昨年は、市場施設の新築工事、昨年は口蹄疫の発生により、本セールを開催することが出来ませんでした。長引くデフレによる消費の停滞で酪農家の経営を圧迫しており、さらには、3月11日に発生した東日本大震災と原発事故による、国難とも言うべき未曾有の危機に直面した中での開催となり、価格面において極めて不安を抱えての開催でありました。しかし、それも1頭目のセリが始まるや、その思いを払拭する予想を上回る価格で推移し終始活発な取引となりました。

 最終的には200万円台で3頭(育成牛1頭、初妊牛2頭)、100万円台で12頭が取引されました。41頭の平均価格は1,011,707円で、平成20年の981,395円を30,312円上回り、平成18年以来の平均価格100万円超えとなりました。優秀な遺伝子を購入し更なる牛群の改良と酪農経営の効率化を図ろうとする、強い意欲の現れと思われます。

 最高価格は、弟子屈町・坪井泰憲氏出品のブライトランド・ゴールドウイン・ライラ・ET(22.12.19生)の281万円(父:ゴールドウイン)。母は輸入受精卵で誕生のブライトランド・ダーハム・ローラズイー・ET(88点、3-8才、305日、M10,359㎏、F4.7%、P3.3%、父:ダーハム)。購買者は愛知県・杉浦祐幸氏。
 2番目に高額となったのは、江別市・岩田淳一氏出品のスターブライト・LL・ゴールド・ハート・ET(21.12.1生)の210万円(父:ゴールドウイン)母はTCET・リスターの娘で2010年に成年級オールカナデイアンに輝いたスターブライト・リスター・リンドセイ(96点、6-2才、365日、M15,771㎏、F4.5%、P3.2%)で、購買者は芽室町・芽室町農協。
 3番目の高額牛は、豊富町・栗城一憲氏出品のエツセンス・サクシード・サンチエス・アポロ・ET(21.11.1生)で203万円(父:サンチエス)母はダーハムの娘でエツセンス・ダーハム・サクシード・アポロ・ET(92点、4-3才、365日、M13,488㎏、F4.0%、P3.3%)。06年(総合共進会)08年(ナシヨナルシヨウ)の共進会で1等賞入賞。祖母は岡山全共で優等賞。購買者はホクレン・苫小牧支所。
区 分 出場頭数 最高価格 最低価格 平均価格
育成牛 13頭 2,810,000 420,000 977,692
初妊牛 28頭 2,100,000 600,000 1,027,500
合 計 41頭 2,810,000 420,000 1,011,707




日程 11月7日~11月18日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    根室・別海・西春別
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里・女満別・美幌
 □宗谷地区
    全管内

日程 11月28日~12月9日

 □十勝地区
    中札内・更別・大樹・広尾・忠類
 □釧路地区
    標茶・浜中・厚岸
 □根室地区
    標津・上春別・中春別・計根別(一部)
 □網走地区
    北見・相内・上常呂・置戸・訓子府・端野・留辺蘂・温根湯・津別
 □留萌地区
    全管内

日程 24年1月16日~1月27日

 □上川地区
    全管内
 □後志・渡島・檜山地区
    全管内
 □十勝地区
    新得・清水・芽室・鹿追・士幌・上士幌
 □網走地区
    丸瀬布・遠軽・上湧別・湧別・芭露・生田原・白滝

日程 1月31日~2月10日

 □石狩地区
    全管内
 □空知地区
    全管内
 □十勝地区
    豊頃・浦幌・本別・足寄・陸別
 □釧路地区
    釧路・阿寒・鶴居・幌呂・白糠・音別・弟子屈
 □根室地区
    中標津・計根別
 □網走地区
    紋別・上渚滑・雄武・興部・滝上・西興部

日程 2月15日~2月25日

 □胆振・日高地区
    全管内
 □十勝地区
    帯広・川西・大正・音更・木野・高島・池田・幕別・札内
 □根室地区
    根室・別海・西春別
 □網走地区
    網走・佐呂間・常呂・東藻琴・斜里・小清水・清里・女満別・美幌
 □宗谷地区
    全管内



 平成23年8月4日公表
乳 用 牛 飼 養 動 向
北海道 戸数減少するも、飼養頭数及び1戸当たり頭数共に増加
 農林水産省では、平成23年2月1日現在の「畜産統計」を公表しました。それによると、乳用牛の飼養戸数・頭数は減少が続き全国の飼養戸数は2万1,000戸で前年に比べ900戸(4.1%)減少し、飼養頭数も146万7,000頭で前年に比べ1万7,000頭(1.1%)減少し、平成15年以降連続の減少となった。
 前年対比を図1で見ると、北海道は搾乳牛が40万7,000頭98.1%(-8,000頭)・乾乳牛が7万2,600頭97.8%(-1,600頭)と共に昨年より更に減少しているのに対し、未経産牛は34万8,300頭103.1%(+10,600頭)で大幅に増加している。この傾向は都府県でも同様で、搾乳牛が39万7,700頭95.9%(-17,000頭)・乾乳牛が5万5,600頭92.8%(-4,300頭)と共に減少しているのに対し、未経産牛が18万6,200頭101.9%(+3,400頭)と増加傾向にあり、過去5年間の飼養牛に対する未経産牛の傾向を見ると2009年までは減少しているのに対し、2010、2011と増加に転じている。これら未経産牛の増加は、北海道・都府県共に黒毛和種の授精が減少したことによるものと思われが、2008年を境に徐々に黒毛和種の授精比率が増加していることから乳用未経産も今後減少するものと思われ、今年北海道では既に昨年よりも5000頭1.2%も交雑種が増加している。
 図2で飼養戸数を都道府県別に見ると、1位の北海道が7,500戸、2位の岩手県が1,310戸、3位の栃木県が949戸、4位の千葉県が895戸、5位の宮城県が708戸の順となっているが、今年3月に発生した東日本大震災・その後の福島第一原発事故の影響により東北地方には福島などから移転した酪農家も多く飼養農家が変動しているものと思われる。なお、北海道は前年より190戸(前年対比2.5%)、岩手県が60戸(前年対比4.6%)減少している。都府県の合計では13,500戸と、前年に比べ800戸(前年対比5.6%)減少した。
 飼養頭数を都道府県別に見ると、1位の北海道が82万6,800頭で+0.1%1,100頭の増加、2位の栃木県は5万3,000頭で-1.7%900頭の減少、3位の岩手県は4万6,900頭で-1.5%700頭の減少、4位の熊本県は4万3,600頭で+2.6%1,100頭の増加、5位の群馬県は3万9,200頭で-1.5%600頭の順となっている。昨年より頭数が増加したのは北海道、熊本、沖縄の3道県のみで、口蹄疫が発生し多くの乳用牛が殺処分された宮崎県は1万3,800頭-13.8%2,200頭の減少となった
 1戸当たりの飼養頭数は全国平均で69.9頭と昨年より2.1頭増加している。都道府県別にみると、1位の北海道は110.4頭と昨年より2.9頭増加し、2位の三重県が97.0頭と昨年より9.2頭増加と急激に頭数を増やし都道府県で1番の頭数増となっている。3位は昨年4位の大分県が78.8頭で5.0頭増やし愛知を抜いて3位に浮上した。大分県に抜かれた愛知県は77.0頭で1.8頭増加して4位と続き、5位には鹿児島県が67.5頭で昨年より6.6頭の増加となっている。
 都府県は1戸当たりの飼養頭数は増加しているが、飼養戸数・頭数共に減少している。しかし、北海道は飼養戸数が減少しているものの飼養頭数は平成21年以降3年連続で増加しており更に多頭化が進んでいる状況で、飼養頭数の少ない小規模酪農家が廃業し大規模酪農家に集約されていることが顕著に表れている。

   



□ □   人 事 発 令   □ □
発  令  事  項 氏          名 前          職
  (異動)
  平成23年10月1日付
  審査部企画課勤務を命ずる


稲 山 智 明


   登録部証明課



 

 兵庫県の南部、海にほど近い場所で育った私は、夕暮れの港町が大好きだ。
 夕焼けに染まる港町。哀愁漂うというか、少し寂しさのようなものを感じる雰囲気は、実に魅力的なものである。
 北海道の港町といえば函館か小樽が代表的だが、私はあえて小樽を選びたい。もう何十回、足を運んだだろう。これといった理由はないが、不思議なことに未だに飽きることなく、何かに導かれるようにまた行きたくなる。海のにおい、潮風、街並み、人の流れを感じながら、何度も歩いた道を散策するのは格別だ。どことなく、故郷の雰囲気に似ているのだろうか…。

 2年ほど前に買った中古のフィルムカメラは、大好きな風景をさらに良いものにしてくれる。その時、その瞬間の風景を、あじのある一枚へ仕上げてくれるのだ。現像するまで出来のわからないフィルムカメラ。仕上がった一枚一枚をじっくり眺めるのが、休日の楽しみの一つになっている。

 話しは逸れるが、愛用のカメラについて少々。
 デジタルの時代にアナログカメラとは捻くれ者に思われるかもしれないが、上手いも下手も自分次第の完全マニュアルに魅力を感じ、長い間探していた。
 今考えると不思議だが、このカメラは旅先で出会ったものだ。とある街を散策していたとき、私は何気なく古びたカメラ屋に入った。旅先でカメラ屋など普通は寄らないが、そのときは違ったのだ。一目見た私は「これだ!」と思い、迷うことなく買っていた。何故あのときカメラ屋へ…。それは今でもわからない。

 そういえば、このカメラに出会ったのも港町だったな。

 さて、二年ぶりの全道共進会も無事終わり、外は秋の気配が漂い始めている。秋の空気を感じつつ、週末はまた、夕暮れの小樽へ出かけるとするか…。
K.O
 
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